出版社内容情報
7月31日、誕生日の夜に、葵海は幼馴染でバンド仲間の陸に気持ちを伝えられないままライブに臨み、失敗してしまう。落ち込む葵海は事故に遭い、目覚めた日はライブの一週間前!?
下川 香苗[シモカワカナエ]
Chocolete Records[チョコレートレコーズ]
大島 里美[オオシマサトミ]
内容説明
7月31日、葵海の誕生日。幼馴染でバンド仲間の陸に気持ちを伝えられないままライブに臨むが、失敗してしまう。落ち込む葵海は事故に遭い…目覚めた日はライブの一週間前だった。戸惑う葵海に陸は言った。「俺、時間を戻せる」陸は、時を遡るレコードで何度も時間を繰り返し、葵海の重大な運命に抗おうとしていた。陸の深い想いを知った葵海に再び7月31日が訪れる…。
著者等紹介
下川香苗[シモカワカナエ]
作家。岐阜県出身。1984年、Cobalt短編小説新人賞に入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆき
38
大切な人を救う為に、時を遡るレコードで何度も時間を繰り返し運命に抗おうとする陸。人生のレコードで変えられることもある。でも、陸が一番望むことは決して変えることができない。タイトルの100回に込められた意味。陸の葵海への想い。後半は涙が止まらなかったです。今日はこの日しかないから一日一日を大切に過ごしていきたいです。2017/01/11
shortcake
15
映画を見そびれたので読んでみました。こんなに切ない恋の話だったとは。タイトルの意味が分かった時、その切なさと辛さに涙が出ました。映画も見たいです。2017/06/05
とみー
9
好きな人が死んでしまうという運命を何とかしよいとする陸の気持ちが痛い程に伝わってきました。時間を巻き戻す手段はあるが、決定的な運命を変える手段はない。その運命が自分の好きな大切な人なら、なおさら辛いだろうし無力感を感じるんだろうなと感じました。また、自分が死ぬ運命である事を知った時に最愛の人にどうして欲しいのか‥。葵海は物語の最後の様な手段をとるのですが、私が同じ立場にあったとしたらどの様な結末をとるのか、少し考えさせられました。2017/04/15
ちえり
7
過去のある時点に戻って何度も人生をやり直すってパターンの小説をもう何冊も読んできたので目新しさはなく、ラストもだいたい予想がついたので、あんまり感動出来なかったのが残念でした。こういうのを初めて読む人にはいいかも知れませんね。2017/04/16
Aki Masaoka
6
やり直せないたった一回を大切に生きるから一生って言うんだろうな。2017/01/07