集英社オレンジ文庫<br> 雲は湧き、光あふれて

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集英社オレンジ文庫
雲は湧き、光あふれて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 236p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086800297
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

高校三年、最後の夏。甲子園予選を前に、スラッガーの益岡が故障した。プロ入りも狙えた益岡に誰もが気を遣う中、益岡は大会出場を強行。補欠の俺が益岡専用の代走に起用されて!? 高校野球小説集!

内容説明

超高校級スラッガーの益岡が最後の甲子園を前に腰を故障した。監督は益岡を代打で起用し、さらに補欠の俺を益岡専用の代走としてベンチ入りさせると言うのだ。そんな理由で数少ない選手枠を奪っていいのか?益岡との関係もギクシャクする中、ついに地方大会が始まって…。友情、嫉妬、ライバル心、そして一体感。少年たちの熱い夏を描いた涙と感動の高校野球小説集。

著者等紹介

須賀しのぶ[スガシノブ]
上智大学文学部史学科卒業。『惑星童話』で1994年上期ノベル大賞受賞。『芙蓉千里』で第12回センス・オブ・ジェンダー賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

221
【戦後70年】初読み作家さんです。高校野球をあらゆる角度(目線)や、違った年代から書き描いた短編集です。どの話も高校野球の素晴らしさを余すことなく、綴ってくれています。「代走」専門の話、高校球児を取材する野球経験なしの女性記者の奮闘ぶり、そして何より戦時中の野球球児のひたむきな情熱と戦火によって、野球を奪われた悲劇をとても短編とは思えないスケールで描いた表題作。特に表題作は先日読了した横山さんの『出口のない海』に通じる‘哀しさ’を感じます。いつの時代も、ひたむきな少年たちの夢を奪うのは‘悲劇’ですね。 2015/08/21

ユー

192
私自身も高校野球大好き人間です。「主役であって主役にあらず」の内容が非常に面白かった。主役は、放っておいても目立って当たり前。でも、主役以外の子達もじっくり観察すると興味深く、又、奥が深いです。2015/09/11

黒瀬

159
三編からなる甲子園を目指す者たちの賛歌。腰を負傷して一試合に一打席しか立てず、走塁もままならない超高校級スラッガー専用の代走屋・須藤。本当はアナウンサーになりたかったが高校野球記事を担当することになった新人記者・泉。戦争によって失われた野球と友情を思い出す雄太。いずれもあと一歩のところで夢を奪われた若人が現状に憤り、ライバル心や嫉妬を前面に押し出しながらもしゃにむに頑張る姿が眩しいです。2019/12/25

utinopoti27

150
青春真っただ中、躍動する球児たち、伝えるスポーツ記者、高校野球に関わる人たちを真正面から捉えた本書。入れ込みすぎず離れすぎず、適度な距離感の語り口が、読んでいて心地いいんです。3つの短編の中でも、表題作が秀逸。「雲は湧き、光溢れて」投手として秀でた才能を持つ一人の球児が、戦時統制下の過酷な現実に翻弄されたあげく、甲子園の夢をかなえることなく特攻に命を散らします。あの日地区大会の決勝で、最後の一球に込めた彼の熱い魂は、あの名曲とともに、時代を超えて球児たちに引き継がれてゆくのでしょう。ああ栄冠は君に輝く~♪2017/12/28

fwhd8325

144
順序は逆になったけれど、順番はあまり影響がありませんでした。高校野球に限らず、スポーツは良いですね。スポーツ小説は、本当に楽しい。必ずしも、美しいだけでなく、ちょっとした心の澱のようなものが。むしろ現実感を強く感じさせてくれたようです。2016/10/27

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