内容説明
鎌倉に暮らす詩人と写真家が歩いて感じた思い出に残るさまざまな風景のなかに私たちも身を浸したい。
目次
第1の風景 長谷寺から光則寺 紫陽花が咲く寺へ
第2の風景 杉本寺から浄妙寺 苔むした石段から
第3の風景 銭洗弁天からハイキングコースを歩いて大仏へ
第4の風景 江ノ電に乗って、極楽寺、七里ガ浜へ
第5の風景 中村カメラマンの休日 散歩の宝庫、材木座
第6の風景 建長寺~東慶寺~円覚寺 北鎌倉の寺々へ
第7の風景 山崎の谷戸へ
著者等紹介
崎南海子[サキナミコ]
東京本郷生まれ、鎌倉在住。詩人、放送作家。ラジオの長寿番組「誰かとどこかで」の冒頭の詩を書き、「七円の唄」の選者。好きな旅を続けながら、ラジオやテレビ番組を作り、紀行文やエッセイを書き、詩を発表する
中村冬夫[ナカムラフユオ]
1948年、東京生まれ。写真家。鎌倉市在住34年。井上陽水などのLPジャケット、写真集など多数手がける。現在、NHK横浜放送局湘南担当も兼ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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colocolokenta
11
私も著者同様鎌倉在住。あまたの鎌倉観光ガイドブックとは異なり、市内に住んでいる知り合いの奥様が、素敵な小道、美味しいお店、お寺のうんちくを語ってくれているようで楽しい。多分に主観的だが、鎌倉という街の捉え方は十人十色、私と違った視点は新しい発見を与えてくれる。樹ガーデン、下はしょっちゅう歩いているけど、一度も上ったことがない。今度頑張って登ってみよう。2013/05/18
喪中の雨巫女。
11
《私‐蔵書》寺・飲食店・江ノ電等魅力的な所が多い。益々行きたくなりました。2013/04/02
め
2
少し前に読んだ『鎌倉、歩きたくなる小路』がとても良かったので、その3年後に出たこちらにも期待した。文庫版ながら写真がたっぷりで、ハードカバー並みのしっかりした作り。文章を書いているのは鎌倉に住んでいる詩人で放送作家である人なので、単なるガイドブックとは違い、鎌倉への想いが溢れている。やはり鎌倉在住の写真家の四季折々の美しい写真と相まって、鎌倉の情緒的な空気が伝わってくる。やっぱり鎌倉はいいなあ。2018/10/12