内容説明
女の寿命、近頃じゃ84.6歳。そしたらまだ私なんか、丁度中間あたりで尻もちついている訳です。『賢いオッパイ』を遡って、真っ正直だった頃の桃井かおりがここにいる。必読のエッセイ、待望の文庫化。
目次
屋上の人
キス知識
「窓わされて」
定年
守り歌
水飲み場あたり
四つのオッパイ
視界(シノップシス)
男鼻女口
氷の味噌汁
手のひらの粉
新・あとがき
著者等紹介
桃井かおり[モモイカオリ]
東京生まれ。12歳で英国ロイヤルバレエアカデミー留学。文学座養成所を経て、1971年映画デビュー以来、日本アカデミー賞をはじめ、数多くの映画女優賞を受賞し、一躍時代を代表する女優となる。テレビ、舞台、CMでも鋭い感性と、個性的な演技で活躍。また歌手としても15枚のアルバムをリリースし、日野皓正氏、山下洋輔氏とジャズジョイントライブを定期的に行っている。プロデューサー、シナリオライター、監督、デザイナーとしての活躍の場も広げ、多才ぶりを発揮。エッセイの著書も多く、『賢いオッパイ』(集英社刊)は大好評のロングセラーとなっている。近年では海外での仕事も多い。大好評の「桃井かおり&イッセー尾形の二人芝居」が今夏新作を揃えて公演。また秋にはロンドン公演も決定している
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