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出版社内容情報
高校に入学して二度目の春、高橋隆史は長年姉のように慕ってきた幼馴染みに勇気を出して告白をし――そしてフラれた。
失恋で痛む心の傷を抱えながら帰ることもできず、屋上へ向かった隆史はそこでひとり泣いている女子生徒と出会う。
彼女は学校一の美少女『白雪姫』と呼ばれている、白雪姫乃だった。
姫乃を妬む女子生徒たちにひどい言葉を投げかけられ、傷つき涙を流す姫乃を放っておけなかった隆史は無意識のうちに彼女を抱きしめていた。
ともに心に傷を負った者同士慰め合い、涙を流し合った二人の距離は急接近し――気が付けば「バカップル」と周囲からもてはやされるように!?
傷のなめ合いから始まる二人の、じれじれ甘々両片思いラブコメディ、開幕!
内容説明
高校に入学して二度目の春、高橋隆史は長年姉のように慕ってきた幼馴染みに勇気を出して告白をし―そしてフラれた。失恋で痛む心の傷を抱えながら帰ることもできず、屋上へ向かった隆史はそこでひとり泣いている女子生徒と出会う。彼女は学校一の美少女『白雪姫』と呼ばれている、白雪姫乃だった。姫乃を妬む女子生徒たちにひどい言葉を投げかけられ、傷つき涙を流す姫乃を放っておけなかった隆史は無意識のうちに彼女を抱きしめていた。ともに心に傷を負った者同士慰め合い、涙を流し合った二人の距離は急接近し―気が付けば「バカップル」と周囲からもてはやされるように!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
高校二年目の春、長年姉のように慕ってきた幼馴染に勇気を出して告白をして見事に玉砕した高橋隆史。彼が屋上で白雪姫と呼ばれる美少女・白雪姫乃と出会う青春小説。妬む女子生徒たちに虐められ傷つく姫乃を慰め、心に傷を負った者同士支え合う約束をして、姫乃の男に媚びているという噂を払拭するためにバカップルを演じる2人。未だやや不安定で甘えたがりな姫乃が隆史を意識する一方で、弟扱いだけれど相変わらず構いたがりな幼馴染の存在もありましたけど、あとは一緒に過ごす中で少しずつ姫乃に惹かれている隆史の覚悟次第というところですか。2024/10/27
わたー
17
★★☆☆☆Not for me.題材は好みだが調理方法が私とは合わなかった。幼馴染の少女に告白するも、弟としてしか見れないことを理由にフラれた主人公。傷心のまま屋上へ行った彼は、容姿のせいでいじめを受けているヒロインと出会う。傷ついた二人は互いを慰め合うのだが、やがてそれが恋へと変わっていって…というラブコメ。相手の好意がわからずにじれじれもだもだする感じは好きだが、流石にしょっちゅうハグしたり、膝枕や添い寝は当たり前、しまいにはキスマークを付け合うまでしておいて、付き合うどころか相手が好意を抱いているか2024/11/12
真白優樹
14
姉弟のように育ってきた幼馴染にフラれてしまった少年が、屋上で泣いていた、白雪姫の異名を持つ少女に出会い始まる物語。―――同じ痛み、分かるからこそ共に居る。 似たような心の痛みを持つから近づいて、受け止めあって。どこか縋りつくような愛も見える中に温かみのある恋がある、ほんのり心が温かくなる物語である。段々と認知されていくカップル感、ぐいぐいと縮まり惹かれ合っていく距離。共にあるために、と固めた決意は結実するのか。この先、少年はどう大きくなっていくのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。2024/10/29
rotti619
9
幼馴染に「姉として見ている」という理由でフラレた高橋隆史と、同性からのいじめに耐えきれなくなっていた白雪姫乃がお互いを慰めるという形でイチャイチャを始める、というお話。激甘系の話なので、そういうのが好きな人には刺さると思う。ただ、姫乃との交流が深まっても、振った人間として特に離れるわけでもなく、これまで通り姉としての態度を変えない麻里佳の奥底がよくわからない上に、姫乃が受けたいじめの掘り下げも行われず、ひたすら2人の甘い関係の描写に終始して特に波もない展開はいかがなものかと。これが悪いとは言わないのだが。2024/11/01
mag
6
長年姉のように慕ってきた幼馴染に振られた主人公と、いじめに遭っていたヒロインが慰め合うことから始まる物語。 慰め合いためとはいえ、出会いがハグから始まったためか、距離感の詰め方といい距離感がバグってるのかと思うほどでした。 そういった距離感バグが起きてるゆえに、最初は慰め合っていた関係性であるもののお互いのことを意識してしまうのも当然で。恋心を自覚したヒロインの猛アタックや多方面に振りまく嫉妬がとても愛らしかったです。両片思いなふたりが今後どのようにして関係性を発展させていくのか楽しみです。 2024/11/18