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内容説明
高校二年生の秋。生徒会長に就任したばかりの辻堂正近は、喫煙の嫌疑をかけられていた女子生徒を助けた。彼女は大庭萌仲。美人だと噂の後輩ギャルだ。気まぐれに助けただけ。関わるつもりはない。そう思っていたのに…。「お礼になんでもしてあげるよ、センパイ♪」なぜか妙に懐かれてしまった!生徒会室に毎日押しかけてきたり、一緒に行事の準備をしたり、デートしたり。ぐいぐい距離を詰めてくる萌仲と、徐々に仲を深めていく―。そんな中、嫌疑が実は悪意によるものだと分かり…?生意気で可愛い後輩ギャルとの甘く胸打つラブコメディ、開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
36
高校二年生の秋。生徒会長に就任した辻堂正近が、喫煙の嫌疑をかけられていた後輩ギャルの大庭萌仲の危機を助けて、なぜか妙に懐かれてしまう青春ラブコメ。気まぐれに助けただけで関わることはないと思っていたのに、生徒会室に毎日押しかけてきたり、一緒に行事の準備をしたり、デートに誘ってきたりとぐいぐい距離を詰めてくる萌仲。会計の茉莉がいるくらいのミニマムな生徒会で、彼女とぶつかり合いながら居場所を得ていく萌仲の行動力が光っていて、因縁の先生を巡る決着にはやや驚きましたが、お互い意識し始めた2人のこれからが楽しみです。2024/05/24
芳樹
35
『ママ友』が好きだったので作者買いです。今回もしっかり楽しませて頂きました。生徒会長の辻堂正近が、喫煙容疑をかけられた後輩ギャルの大庭萌仲を助けたら懐かれてしまい、毎日生徒会室に押しかけられたり、一緒に行事の準備をすることになったりするドタバタコメディ。窮地を救われたことで正近を意識し彼と距離を詰めようと頑張る萌仲の一途さは応援したくなるし、口では嫌がりながらも彼女にしっかり向き合う正近の姿勢は格好良いなと思いますね。二人の関係の行く末はどうなるのか。続きをとても楽しみにしています。2024/06/07
わたー
27
★★★★★面白かった。作中で主人公の言っていた、「先輩というのは、後輩から親しげに接してもらえると喜んじゃう生き物なんだ」という言葉がこの作品の全てを象徴していると言っても過言ではない。内申点のために打算で生徒会長をやっている主人公が、教師に喫煙の濡れ衣を着せられている後輩のギャルを助けたところ、彼女に懐かれたことから始まるラブコメ。著者の前作同様、メインの登場人物たちによる軽妙な掛け合いが非常に心地よくて読みやすかった。また、口では内申点稼ぎといった露悪的なことを言うくせに、その実、道理の通らない2024/05/27
まっさん
20
★★★ 高校二年生の秋。大学進学の為という打算的な理由から生徒会長に就任した辻堂正近は、喫煙の冤罪を掛けられていた後輩女子・大庭萌仲を助ける事に。気紛れに助けた彼女との関係は、その日から萌仲が正近に懐いた事で継続する。生徒会室に毎日押し掛け、行事の準備に果ては休日にデートをして過ごすうち、正近は徐々に彼女を懐に入れるようになって… ガガガ文庫から出していた「ママ友〜」が好きで作者買いした今作。パッケージから想像していた通り、愛嬌の強い後輩ギャル系ヒロインにぐいぐい攻勢を仕掛けられながら関係を構築する→2024/07/08
rotti619
16
生徒会長の主人公・辻堂正近が、ギャルの大庭萌仲を助けた所から懐かれるお話。萌仲は所謂『メイクは身を守る武器』という系のギャルなので、見た目と中身にギャップがある所が可愛い。正近は優秀なのだが独特の感性を持っている一風変わった人物像に仕上がっており、また会計の川名茉莉も味のあるキャラになっているので、この3者のやり取りが終始飽きさせないようになっていた。萌仲のアピールは極めてわかりやすくなっているので、人間関係が入り乱れる複雑な話とかではないのだが、読んでいて楽しかった。2024/06/28
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