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出版社内容情報
左手の魔術刻印を見た女性を虜にする――《寝取り王》の『呪い』を受け継いでしまった少年グレイ=フレイル。「魔術で女の子をたぶらかすなんて、外道のすることだ」と周囲の人間を遠ざけ生きてきた彼は、寝取りの呪いが通用しない魔術師のアリスと出会う。「ほ、本当に君は、これを見てもパンツを脱ぎたくなったりしないのか!?」 「あたしはそんなに安い女じゃないわよ!」
《寝取り王》の呪いを解くために、大陸の知の殿堂と謳われる図書館塔《ダンテ》に忍び込む二人。グレイは謎めいたアリスに惹かれながら、彼女が背負う重すぎる宿命と、この世界まつわる巨大な秘密と対峙することに――!? 「アリスのために、俺は《寝取り王》になる!」世界を敵に回した少年と少女の新たな神話が幕を開ける。
内容説明
左手の魔術刻印を見た女性を虜にする“寝取り王”の『呪い』を受け継いだ少年グレイ。「魔術で女の子をたぶらかすなんて、外道のすることだ」と周囲の人間を遠ざけ生きてきた彼は、寝取りの呪いが通用しない魔術師のアリスと出会う。“寝取り王”の呪いを解くために、大陸の知の殿堂と謳わる図書館塔に忍び込む二人。グレイは謎めいたアリスに惹かれながら、彼女が背負う重すぎる宿命と、この世界にまつわる巨大な秘密と対峙することに―!?「アリスのために俺は“寝取り王”になる!」世界を敵に回した少年と少女の新たな神話が幕を開ける。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
34
早矢塚かつや先生の作品は昔から好きなので手に取って見ることにしました。可もなく不可もなくと言った作品ですね。イラストは結構あざとい場面を使っているなという感想です。最後は大人の関係になるかと思いきや寸止めで終了していまいました。残念です。それとシモンズが最後の敵になるのか?と序盤から思っていましたがそんな事になりませんでしたね。むしろイイヤツでした。後はこの作品は別レーベルのために書いたとありましたが、多分一迅社文庫だろうなと推測されます。2024/09/21
まっさん
18
★★ 一つ前に読んだ「帝剣のパラベラム」と世界観を共有した今作。発売日を揃えてくる辺り前作との関連性をどれくらい強調してくるか楽しみにしていたが、実際にはほとんどその関連性は活用されず。強いて言うなら作中に出てくる使い魔的存在のセラフィムが出てくるくらいで、あとはほとんど別作品と言っても差し支えないものとなっていた。正直この時点で少し期待外れ感が否めなかったが、個人的に内容もいまひとつのものとなっていたために二重の意味で読み進めることが難しかった。主人公である少年・グレイが無意識のうちに発動してし→2020/04/14
真白優樹
7
左手に忌むべき寝取り王の呪いの証である刻印を持つ少年が、唯一呪いが効かぬ少女と出会い、世界に秘められた真実に触れる物語。―――知れば世界は裏返る、それは世界の本当への鍵。 呪いと想いが交錯する、一つの都市の図書館塔を舞台に戦いとなぞ解きを繰り広げる物語であり、ただ一人、呪いに侵された愛する少女を守る為に強大な敵へと立ち向かう、そんな若さ溢れる熱さが見所とも言える物語である。知った真実を胸に秘め、取り戻すために進む世界は敵ばかり。そんな中でも進む二人はいつか平穏を得られるのか。 うん、面白かった。2019/12/23