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出版社内容情報
照姫と平将門の暴走により混乱を極める皇都東京。志緒理たちも東京入りして決戦を控える中、京都遠征より折り返したローマ帝国の将軍・衛青が皇城を制圧、実権を握ってしまう。極大ファンタジー戦記!
内容説明
照姫と平将門の暴走により混乱を極める皇都東京。ついに全ての騎力を取り戻した征継は、志緒理と共に反撃の機をうかがっていた。だが京都遠征より突如折り返したローマ帝国の将軍・衛青が皇城を制圧、女皇を従え実権を握ってしまう!一方、水面下で征継たちと協力関係にある大英帝国軍は、関西方面で総大将・カエサルとの決戦に挑む。だが、ローマが新たに召喚した正体不明の英雄“ネモ”により、リチャード獅子心王が倒されてしまい…!?志緒理は起死回生を懸けて、江戸城址に眠る聖獣・大国主命を復活させ、新たな力とすることを試みるが…!?復活せし英雄たちの過去と現在がクロスする極大戦記、第6巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
32
ローマ軍を出奔した衛青と暴走する皇女照姫&平将門に対するべく、江戸城址に眠る大国主命の覚醒と衛青との同盟を画策する征継達。一方、京都ではカエサル率いるローマ軍と畿内将家軍&英国軍による最終戦が勃発し…。志緒理への嫉妬の炎が燃え上がり征継達を屈服する事しか眼中にない照姫の苛烈さが凄まじく、内輪揉めが続く皇国側の態勢に不安が残りましたが、あの二人の英雄の雄姿がそれを吹き飛ばしてくれて爽快でした。ローマ軍や英国軍等、日本を支配せんと数千以上のレギオンと多くの騎士侯を投入する彼らにどう立ち向かうか非常に楽しみです2021/02/27
よっち
25
照姫と平将門の暴走で混乱を極める皇都東京。志緒理や征継たちも東京入りして決戦を控える中、遠征から突如出奔したローマ帝国の将軍・衛青が皇城を制圧、実権を握ってしまう第六弾。合間に節操なく真剣な様子で次々と女性陣を口説いき落としてゆく征継には苦笑いしましたけど、衛青が照姫と平将門たちを掌握してみせた転機と、新たな復活者お披露目のローマ帝国と大英帝国の戦いも並行する熱い展開で、二転三転する中でそれぞれが見せた覚悟と、巧みに新展開に繋げてゆくあたりは流石ですね。次なる戦いがどのようなものになるか続巻が楽しみです。2017/05/25
まるぼろ
19
さて今巻は、照姫と平将門の暴走によって皇都にて粛清の嵐が吹き荒れたものの、突如衛青将軍がカエサルの元から出奔、皇城を制圧し実権を握る事態に発展するが…と言うお話です。面白かったです。今巻はまさしく皇都東京を舞台にしたバトルや瘴気を元にした大水害など、前巻の後書きにあった通りの「皇都大戦」な話でした…w そんな中で前世での後悔を今の皇都の状況と照らし合わせて行動した衛青将軍の胸の内や、その衛青将軍に束の間野心を覗かせた征継、獅子心王を倒したローマの援軍などなど気になる点も多いですが、→2018/02/04
真白優樹
11
衛青が叛乱、更に新たな英雄が舞台に上がる中、征継達が東京で決戦を繰り広げる今巻。―――戦場に響くは、悪意と叫び。待たせたな、と言わんばかりに極大の熱量で各所で決戦が繰り広げられる今巻は、衛青の思惑や照姫の憤怒が幾度も盤面をひっくり返す中、征継が時に博打すら打ち、本気で節操が無くなりながら戦いを繰り広げる巻であり、故に心が燃える熱さに溢れる、心が湧き立つ一冊である。新たな英雄もまた曲者揃い、そして大英雄も散る中、東京を制した征継達の、対峙するカエサル達の次なる手は舞台をどこへ導くか。 次巻も楽しみである。2017/05/25
HANA
9
混乱の極みにある東京に衛青登場。そして遂にリチャードが、といった感じで結構話が進んだようにも思えたけれど。今回は結構キャラクターの元々の特性が出ていて良かった。何となく決戦が近いようにも思えるので次も楽しみ。2017/06/20
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