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出版社内容情報
第1回集英社ライトノベル新人賞《優秀賞》受賞作!! 新米騎士ウェルナーと「魔女狩り女伯」ことルドヴィカが千年前の伝説を模倣した殺人事件の謎に挑む! 精妙にして峻烈なるファンタジーバトルミステリ!!
内容説明
祭りの最中、少女が炎の海に没した。密室かつ衆人環視、そのうえ千年前の伝説を模倣した形で。魔女の手によるこの事件に、新米騎士ウェルナーと『魔女狩り女伯』ことルドヴィカが挑む。だが二人は知らなかった―事件の裏に眠る超歴史的真実の存在を。さらに追い打ちをかけるかの如く、ルドヴィカの前に異端審問官の少女・エルシリアが立ちはだかる。旧友にして天敵同士の二人は、とある悲劇を共有していた―少女達の対立、魔法に彩られた事件、千年間解かれなかった謎。そして偽りの真実が牙を剥いた時、少年は己が正義の在処を知る。第１回集英社ライトノベル新人賞“優秀賞”。精妙にして峻烈なるファンタジー・バトル・ミステリ！！
著者等紹介
紙城境介［カミシロキョウスケ］
京都市民。『ウィッチハント・カーテンコール』を第１回集英社ライトノベル新人賞に応募し、優秀賞を受賞する（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
40
千年前の伝説を模倣した形で起こった炎獄殺人の謎に魔女狩り女伯ことルドヴィカと準聖騎士のウェルナー挑む話。異世界ファンタジー×バトル×ミステリーと色々な要素が混ざっているせいかイマイチ盛り上がりに欠けた印象。展開は王道的で良かったんですが、肝心の真相があまりにも壮大過ぎて風呂敷を広げた割にはたたみ方が少々雑すぎな気がしますね。ただ二人のやり取りや作品の雰囲気は好みだったので、次巻以降があるなら各要素をもう少しバランスよく使ってくれれば十分化けそうな作品でした。2015/04/27
異世界西郷さん
33
魔女狩り女伯・ルドヴィカと彼女を護衛する新米騎士ウェルナーが千年前の伝説を模した殺人事件に挑むお話。文倉十のイラストじゃ無かったら絶対に手に取らなかっただろうなと思いますが、読んでみるとファンタジーあり、バトルあり、ミステリありと様々な要素が散りばめられていて、なかなか面白かったです。推理の描写も、真相が明らかになってから冒頭の叙事詩を読むとその意味が分かり、思わず鳥肌が立ってしまいました。続刊はあれば読みたいです。せっかく他の魔法もあるのでそれにまつわるお話だと良いですね。2015/04/27
よっち
33
千年前の伝説を模倣した形で起こった炎獄殺人の謎に、嫌疑を掛けられた魔女狩り女伯ルドヴィカと護衛する準聖騎士ウェルナーが挑むミステリ。魔法によって起こされた密室殺人は誰がどう起こしたのか。ルドヴィカを陥れた旧友にして因縁のある異端審問官エルシリアと対決する構図、二人が諦めずに事件解決へ力を合わせ奮闘する描写はなかなか良かったですが、たどり着いた真相はやや予想が難しいと感じました。諸要素混在は必ずしもマイナスではなかったものの、もう少し整理しても良かったかもしれないですね。二人の間の距離感はわりと好みでした。2015/04/25
晦夢
20
ファンタジー・バトル・ミステリとはその通りだった。新米騎士の主人公とその護衛対象が共に歴史的な事件の解決を目指す。バカ真面目なウェルナーと変わり者のルドヴィカのコンビが良い。理不尽な異端審問と戦う主人公たちという展開はなかなか王道なのだけれど、その謎が余りにも壮大過ぎてその部分がどうでも良くなるレベルw ミステリ部分に関しては魔法の詳細を先に欲しかったな。まあそれでもなかなか衝撃の展開だったな。最後のってそういうことだろうな、うむなかなか。2015/04/26
まるぼろ
19
第1回集英社ライトノベル新人賞優秀賞受賞作です。世界に11の魔法が存在し、それを使用した者は異端審問にかけられる世界で魔法を使用した密室殺人が発生、そこに居合わせた魔法研修者のルドヴィカ・ルカントーニに容疑がかけられるが…と言うお話。感想ですが…、しっかりと読ませるミステリとしても、ファンタジー物としても十分過ぎる程面白かったです。これが新人賞の受賞作と言う事に驚きです…ｗ 魔法を使用した密室殺人にも関わらず、推理と証拠品によって真相を暴き出すと言う内容がとても面白く、作品に引き込まれてしまいました。→2015/05/07
