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内容説明
帝を目指す娘達が集う帝塾は日本国の礎である。当然入塾も困難とされていたが御間城和と水縄皆見はいとも簡単に試験を突破してしまった。そのことで注目を浴びてしまった和は十三房筆頭に呼び出され、帝室の宝物である“玄理の箱”を取り戻すことを命じられる。しかしそれこそが現帝の陰謀であった。帝の器を築くために死闘を繰り広げる帝塾で狙われた二人は生き延びられるのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Theodore
1
女ばかりの世界で繰り広げられる熱血バトル物。かなり荒唐無稽な話なので確実に読む人を選ぶ。…個人的には好きな部類。何せ男性という邪魔者がいないので女同士のクソデカ感情のやり取りが色んな局面から楽しめる。百合とは違うが、熱い友情、ライバル、師弟関係…とバリエーション豊かな女たちの組み合わせが登場。なお、本編のメインである哲学でバトルをする、という内容が今一つわかりにくい。そして例のごとく数学の問題はまったくわからずw …とはいえ、今年読んだ本の中では一番の傑作だった。2025/02/19
まさのり
0
女だから胸は必要ないとかツッコミどころ満載な荒唐無稽ぶりがツボ 2013/08/18
trippy
0
血湧き肉躍る哲学活劇小説。これは燃えた。最後の最後に読者の疑問に答えるエンディングも見事。2013/02/10
ubon-ratchat
0
かなり危険で魅力的なギミック満載(思想のレベルが低いと認識が切断される、という設定とか、うまく映像化したらたまらなくヤバそう)で、私はこういう作品大好きなんですが、いかんせん衒学的すぎる印象は拭えないので、エンタメにするにはまだ発想の飛躍が要るなぁと…。自分で考えついたら何かやるかもしれぬが、ライフワークになりそうだなぁ。
0
ある種の傑作。少年漫画式概念バトルが楽しい。2011/11/15