出版社内容情報
南方仁は近江屋への襲撃を予言し、坂本龍馬の命を救ったかに見えた…。だが、中岡慎太郎は斬られ、龍馬は東修介の手により瀕死の重傷を負ってしまう。仁友堂は全員の力をあわせ、龍馬を救う大手術に挑む!! 仁は歴史を本当に変えられるのか? 変えてしまうのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
21
坂本龍馬、頭部に刀を受けて重傷となる。仁の尽力で意識を取り戻すが、、髄膜炎を発症してしまい処置も虚しく死亡。その後、幕府軍の不利で江戸に戻ると、野風から手紙が来ていて彼女が子供を産んだ事が判る。そして、江戸城を無血開城して江戸の町は守られたが、、橘家の栄太郎は刀を捨てる覚悟が持てず、色々と迷っている処に勝海舟と相性の悪い福沢諭吉が登場して終わり。2020/06/18
Norykid
16
来るものあれば、去るものあり。人の命は、時の流れの中に消えゆく塵の如し…。運命という強大な力を前に、いくら人の力で抗ってみても虚しいばかりである。人は神にはなれないのだ。本巻では主要人物が、必死の手術の甲斐なく死に至る。しかし、この死こそがこの作品のテーマを浮き彫りにしているように感じてならない。2016/05/05
もだんたいむす
6
あっー、手が届かなかったか……。★★★★★2016/05/15
コリエル
5
龍馬には明治の世まで生き残ってほしかったな。それから何を為したのかを見てみたかった。しかし、日本史には明るくないので知らなかったけど、大政奉還してからも色々な火種がくすぶっていて危ないところだったんだなあ日本。咲の兄恭太郎は武士の世の終わりを表現するために配置されたキャラだったのか。終盤一気に存在感が増した。2017/11/21
愛理ちゃん88
5
龍馬亡き後の幕末の混乱が画から伝わってくる2014/08/31