感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
21
西郷隆盛の盲腸を切除して、銃撃で後脚を無くした猫を手術。その猫が動けるように車椅子を創作したのが沖田総司ってのが面白い。橘家の栄の脚気のために安道名津(アンドーナツ)を開発。その後、プリン、サブレーを開発。歌舞伎役者、田之助の演目のおかげで、安道名津は商品化され脚気予防の菓子として大人気になる。さらに仁友堂もニワカ患者が大挙して来るほどの大盛況にもなる。順調かと思ったら、御台所の皇女和宮が田之助の歌舞伎を観たいと願い、其れを田之助に嘆願して実現するも、和宮に毒を盛られて治療したが、仁が疑われて終わり。2020/06/14
Norykid
19
どんどん偉い人物が出てきますね。それにしても、時代描写が興味深い一面と、未来から来た仁がどんどん時代を書き換えていく無茶っぷりの好対照が楽しくなってきました。2016/04/05
Riopapa
7
歴史上の人物が次々登場。フィクションとは思えなくなってきた。2014/06/04
ポチ
7
前巻から地味に沖田総司が絡んでくる。この時にはすでに労咳を患っていたのですね。おりょうさんや和宮様も登場し、南方先生本当に歴史に絡みまくって怖い!大丈夫なの!?何気に田之助のおかげで仁友堂も活気ついて良かったです。本当に田之助は凄かったんだな…。この巻における田之助の男意気がかっこいい!!はあ、いちいちかっこいいな。あんどうなつはこの巻で登場したんですね。ドーナツ食べたくなる巻でもありました。2014/03/08
syuntaro
6
【江戸時代にタイムスリップした医師の活躍を描く傑作】第4巻から続く。時代はいよいよ幕末。蛤御門の変で荒れる京都。志士の殺気が渦巻く薩摩屋敷で、仁は維新の立役者・西郷隆盛の手術を行う。その手術の最中に白刃が患者・西郷に迫った時、仁は襲撃者の長州兵を死に追いやる。命と歴史の重みに悩み日々の医術に邁進する仁。そんな仁を快く思わない影の勢力。脚気対策にアンドーナツを考案するなど、手術以外の対策にも尽力する。新撰組・沖田総司や京都に生きる若者達の強さにも触れ、仁は激流の時代の深みに踏み込んで行く。次巻へ。2015/11/01