集英社文庫 天然コケッコー 〈４〉

くらもちふさこ

集英社（2003/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 320p／高さ 16cm
• 商品コード 9784086181075
• NDC分類 726.1
• Cコード C0179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[毒兎真暗ミサ【副長】]

修学旅行も無事に終わり、中学三年のそよちゃんと大沢くんは受験。別々の高校に行く予定じゃったけど、そよちゃんが泣くから大沢くん男を見せた！はりゃ卒業じゃ。時間はあっという間。こっそり黒板と過ごすそよちゃん。「廃校なんて嫌じゃもん」そよちゃんの大本命は……ああ！そうゆうことなんじゃね！

2024/03/05

[金平糖]

広海の操縦法も徐々にモノにしつつあるそよちゃんは、結婚してもいい奥さんになりそうな予感。娘に彼氏が出来なくても心配だし、出来たら出来たで心配だし、合格発表のドキドキは自分の時以上という親心の描写もうまい。かと思うと、卒業前の教室で感傷と恋愛感情が入り混じるシーンと、あっちゃんの切ない片想いと来る絶妙なバランス。広海の坊主頭は許し難い人権問題に思う(怒)！

2012/02/26

[arianrhod]

田舎暮らしの良さと悪さがいりまじった青春。くらもちふさこさんの作品って、都会的でスタイリッシュなイメージが強かったけれど、こういうのもあるんだと思えた作品です。大沢君は見た目より悪ガキムーブが強い少年。丸坊主にするとは思わなかった。

2021/04/15

[金曜日のカールスバーグ]

キスする場所を探してうろうろする場面がすき。田舎なら人の目少なさそうだけど、見られたときのリスクも大きいのね、そよちゃん…

2012/01/24

[風鈴黒餡]

卒業と入学の、寂しさと不安はあるのに、そこまで涙涙してない感じがリアルですごく好き。

2009/07/05