内容説明
カドリア国。ここでは、銀の鳥プラナカーナは魔の使いとされている。アズバドル村の、「聖老」の家で暮らす16歳の少女・シャナ。彼女は幼い頃親と死別し、銀色の狼・リュグドに育てられた―。村に新しい神官が赴任してきた。村人たちは「プラナカーナの化身が来た」と騒ぎ立てていた。新しい神官・イーグは、リュグドと同じ銀色の髪の青年だった!シャナとイーグ、運命の出会い。’98年度ノベル大賞受賞作家、文庫デビュー作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫鈴
6
男装のヒロインは大好きです。某シャナよりも好き(同名なのでつい…)作者の初単行本らしく、1巻で完の予定だったのか、キレイにまとまり過ぎていて少し勿体ない。美味しい所で次巻に持ち越し!でも良かったかと。ドゥールが徐々にいいヤツになって、イーグより魅力的に。たまに男同志、女同士でちょっとドキドキする展開に、何故かあせる。☆42006/04/15
月華
4
図書館 1999年9月発行。イラストにひかれて借りてみました。デビュー文庫との事。場面が唐突に変わるのがちょっと読みにくかったです。二人のイグドゥルはもっと葛藤があるかと思っていたらかなりあっさりでした。2014/07/20
kaolu
3
戦う女子はかっこいい。男勝りなシャナと繊細なイーグ。こういう関係性は好きだ。2012/04/05
いるた
3
狼に育てられた少女と訳ありの神官様。 世界観もしっかりしてて読みやすいんだけど後半ちょっと駆け足気味の気がする。 2011/02/19
nekoja
2
文庫第一作だけに、荒削り。主人公たち一体いつそーいう関係になったの?とか、奇跡的な(ご都合主義な?)ラストとか色々突っ込みどころはあるけれど不思議に読ませる。2009/05/31