内容説明
『水島秋探偵事務所』は、所長の秋、調査部長の圭介、調査員の長島の三人で運営している同好会である。春休みのある日、秋と長島は圭介に呼ばれて、圭介の小学6年の時の家庭教師、真奈美を捜すことになった。依頼人の手紙のヒントで、2年前に家出した真奈美の最初のバイト先と友人の住所を知るが、現在の真奈美を捜し出すのは、容易ではなかった。
目次
芸能人のいたずら電話の巻
ホテルに消えた優等生の巻
殺人予告は背中にの巻
池猫マンからの挑戦状の巻
尾行訓練の巻
痴漢は制服がお好きの巻
乙女心はハードボイルドの巻
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aoko
3
実家で本の整理中。中学生がクラブ活動で探偵同好会を立ち上げ、舞い込む依頼を解決したり興味のある噂の真相を調べたりする短編6編+中編1編。依頼や噂は血生臭くない。すぐにタネが分かるのもあれば「おぉ、そうか」と思うものもあった。2023/05/16
洪七公
2
既読本1986/07/28
kaolu
1
竹を割ったような性格の快活な主人公が気持ちいい。「中2時代」に連載のショートストーリーが6本と、書き下ろし表題作がページの3分の2を占める。2021/01/02
ナガサワ
1
物語の前半はショートストーリー。後半が中編ミステリー。ショートストーリーはよほどタネが巧くないとミステリーには向かないなぁ。後半のはそれなりに楽しめたけど、犯人探しはさすがにすぐにピンと来てしまった。でも、ミステリーは犯人探しが目的ではなくて、その過程が醍醐味。そういう意味では、それなりに楽しめた。2012/09/27
丰
1
Y-202006/05/15