あたしの中の…

あたしの中の…

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784086090407
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

えっ、あたし崖から落っこったんですか。バスって何のバス。それに…あたしはいったい誰なんだろう。「あたしの中の…」「ずれ」鏡のあちら側へ右手をつっこんだあたし。そうすると―。「大きな壁の中と外」どうしてチェシャは壁の中にはいってはいけないの。「チューリップさん物語」ボク、今年で三つになるチューリップ。名前はトト。奇想天外新人賞入賞作「あたしの中の…」ほか三編を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

33
奇想天外新人賞佳作入選作品。あとがきをみてビックリ!!高校生の頃に書いた作品だそうで・・・ビックリしちゃいました。次から次へと言葉のキャッチボールをしながら物語は進んでいく。普段SF作品は全くと言っていいほど読まない私。自分の生きている世界の隣りにもう一つ世界がありそうで怖いから・・・。新井さんの世界は、ほんとにどこかにありそうで・・・空想的科学小説・・・もう少し新井さんのSFの世界を彷徨ってみようかな。2011/02/06

みやぎ

1
『あたしの中の……』ほんとに最後同居したら嫌だね。『ずれ』ドタバタに見えて最後どうしようもない状況。『大きな壁の中と外』一番好き。『チューリップさん物語』こわい。高校生のデビューということで若い女の子の一人称話ばかりなのは合ってると思う。2024/08/27

タケシ

0
新井素子のデビュー作です。学生の時の記憶が蘇ります。懐かしいです。私が学生時代に読んだのはコバルト文庫ですね。今回は集英社の愛蔵版で読みました。それにしても、作者新井素子は17才でこれを書いたんですね…。学生時代には「凄い人がいるなぁ」くらいにしか思っていませんでした。凄いどころではないですよね。本作には他にも「ずれ」「大きな壁の中と外」「チューリップさん物語」の計4作品収録されています。「大きな壁の中と外」は読んだ当時の衝撃が凄かったのを思い出しました。星新一の解説がまた嬉しいです。2016/12/13

む~とん♪

0
久々に読み返す新井素子シリーズ。何故かコバルト版が無くなってしまったので、こちらを発見&購入。デビュー作から新井素子って感じ満載!解説の星新一氏も書いていらっしゃるけど、今読んでも斬新だなぁ・・・って思える文体、好き嫌いは大いにあると思いますが、個人的には大生はまりです。表題作も好きですが、この中では「大きな壁の・・・」がお気に入りです2014/01/17

茶田

0
どの話も面白かった。最後の短編、チューリップさん物語は、あんなに可愛い語り口なのに、ぞっとした。2013/10/11

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