コバルト文庫<br> 招かれざる小夜啼鳥は死を呼ぶ花嫁―ガーランド王国秘話

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コバルト文庫
招かれざる小夜啼鳥は死を呼ぶ花嫁―ガーランド王国秘話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086080743
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

先王の遺児として、さびれた城で穏やかな幽閉生活を送っていたエレアノール。そんなある日、王命で第二王子ダリウスの妃候補として王宮に召されることに。宮廷での大きな陰謀の渦に巻き込まれて…!?




久賀 理世[クガリセ]
著・文・その他

ねぎし きょうこ[ネギシキョウコ]
イラスト

内容説明

先王の遺児として、寂れた古城で、穏やかな幽閉生活を送っていたエレアノール。だがある時、第二王子ダリウスの妃候補として、急遽、王宮に召されることになる。昨今、王家との縁戚関係を望む宮廷貴族たちの争いが激化しており、その動きを牽制するため、彼女に白羽の矢がたったのだ。十年ぶりに帰還することになったエレアノールに宮廷中の注目が集まる中、事件が―。華麗な陰謀劇の幕が開く!

著者等紹介

久賀理世[クガリセ]
東京都出身。『みずいろサナギの伝説』で、雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、『始まりの日は空へ落ちる』で2009年度ノベル大賞受賞。東京音楽大学器学科、ピアノ演奏家コース卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

40
先王の遺児として寂れた古城で穏やかな幽閉生活を送っていたエレアノール。だがある時、第二王子ダリウスの妃候補として、急遽王宮に召されることになる物語。周囲と隔絶されていた彼女を見守ってきたダリウスと、そんな環境で育ったために客観的な自己評価ができないエレアノールが巻き込まれてゆく宮廷内の陰謀。客観的に見たらなもどかしい二人のすれ違いがちな関係はベタでしたけど、王室周辺を巡る過去の因縁も絡めた複雑な愛憎劇を絡めつつ、よくあるまるっとハッピーエンドではなくほろ苦さも残るような結末に終わったのは印象に残りました。2018/08/28

ダージリン

39
雰囲気のある宮廷策謀劇で一気に読みました。ヒーロー、ヒロインが奥ゆかしさのあまり、なかなか両想いに気づかずジリジリしました~(笑)。2018/08/05

翔(かける)

38
久賀理世さんが好きなので手に取りました。…が、しかし。少女小説のテンプレ的な展開が多く、引き込まれるところが少なかったのは残念でした。そもそも論ですが、「おとなしくてやさしい悲劇のヒロイン」と「一途で仕事もできる王子様」の組み合わせは、食傷気味かもしれません。個人的に受け身な主人公が、好きじゃないだけかもしれませんけど;でも、主人公の趣味である香草が、陰謀の謎解きアイテムとしてうまくかみ合っていたのは良かったと思います。侍女のカティアが可愛かったです。2018/08/16

ぐっち

37
久賀理世さん新作。先王の娘エレノアールと第二王子ダリウスの相手を思いやるあまりの静かな両片思いが良かったです。謎解きもしっかりしていて読みごたえがありました。きれいに終わっているけど、隣国の姫の輿入れとか…続くのかな?2018/08/04

ぐっち

20
同じガーランド王国秘話とある「王女の遺言」を読んだので、こちらも再読。幽閉されていた前王の娘・エレアノールが王宮に戻ってから、不穏な事件が…。こっちはこっちで面白いのだけど、あっちとどう絡んでいるんだっけ?このシリーズが続くと全貌が見えるのかな?2021/08/14

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