出版社内容情報
小さな村の診療所で、調薬師として働くティアナ。ある日診療所の医師が重病に倒れ、途方に暮れるティアナに、精霊たちは「カレンデュラの森の城の王子ならなんとかしてくれるはずだ」と言うが……!?
長尾 彩子[ナガオアヤコ]
著・文・その他
宵 マチ[ヨイマチ]
イラスト
内容説明
小さな村で、調薬師として働くティアナ。捨て子だったため、素性も、胸にある痣の理由もわからない。育ての母と仲睦まじく暮らしていたが、ある日、母が重い病に倒れる。途方にくれるティアナだが、妖精たちの助言をもとに、森に住むマリアン王子に助けを求めることに。風変わりな様子の王子(しかし絶世の美少年)は、助ける条件として、初対面のティアナに「結婚」を迫ってきて…?なぜ!?
著者等紹介
長尾彩子[ナガオアヤコ]
東京都出身。「にわか姫の懸想」で、2010年度ノベル大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
29
コバルト文庫のキワを攻めるこのシリーズ。今回のヒーロー・マリアンも見た目は天使だけど、過酷すぎる過去が…。腹黒そうに見えて、それほどあくどいことはしてなかったような?クラウディアと黒うさぎの掛け合いも今回も楽しかったです。シリーズが今回で終了とのこと、ちょっと残念~。2018/04/07
nagi
12
最終話だった事を後書きで知る。まだまだ続きそうな感じなので少し残念。でもシリーズを追う毎に描写がTL 化しているので??、もっとそっちへ行く前に終わりなのも有かも。時系列で言えば、シリーズ1作目が逆に最後の時代?それならビタミンだの発ガン性物質だのという科学用語にも納得です。2018/12/05
有子
5
シリーズ最終巻。17歳児の皮を被った腹黒ヒーローと思わず甘やかしちゃうヒロインのお話。本性ばれてもぶりっ子を効果的に使ってくるマリアンがあざと可愛い。策略だと理解しててもやられちゃいますよね、わかります。忌み子へのなりすましも恋心も最初の動機は何であれ、結果的にマリアンが愛する人の受けるはずだった痛みを肩代わりしてたってところがすごくツボでした。もう少し掘り下げてもらえたら最高だったかな。前作までの主人公たちのその後がちらほらと見えて嬉しかったです。王道ではないだろと思いますが、とても好きなシリーズでした2018/08/26
ゆず湯
4
再読。あらためて読むともっと腹黒でも面白かったかもw2018/11/19
MAMI.
4
★★★☆☆2018/04/30