出版社内容情報
ラエスリールの手により、世界は新しい時代の幕を開けた。だがそこは『天明の月』が照らす世界で、月は妖しげな力を持っていた。「またいつの日か、舞い戻る」という言葉を残し、姿を消した闇主は…。
内容説明
世界の『皇』たる者の座をかけた死闘の末、ラエスリールは新たな女皇として、世界を統べることに。しかしその後の彼女を取り巻く情況は決して安定と呼べる代物ではなかった。魔性と人間の共生を誓うラスだが、その道のりは果てしなく遠く…。そして、創造主の存在の謎を解き明かすべく、再びラスのもとから消え去った闇主…?新時代を迎えるはずが、暁以前に未だ混迷の月の輝きが支配し…。
著者等紹介
前田珠子[マエダタマコ]
1987年『眠り姫の目覚める朝』で、第9回コバルト・ノベル大賞佳作入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鳩羽
8
一件落着後の蜜月も続かず、またもや闇主に絶海の古城に置き去りにされたラス。自力で脱出するも、そこには女皇の兵士になると洗脳を受けたような子供たちがいて…。ラスと若い妖貴の関係も面白いけど、やはり浮城のおにいさんおねえさんたちとの再会がよかった。みんなで仲良く、楽しくしていてくれることが事後の番外編としては嬉しい。そして本編でもそういうの読みたかった?2020/03/20
べべっち
7
ほのぼの?でもラブがなかった…2017/12/07
セイ
7
破妖、終了後の外伝です。ラエスリールと闇主のその後が読めるかと思って、楽しみにしていたのに、闇主がほぼ出てこないじゃないですか。悲しかったです。でもラスがみんなと会えてよかったなぁと思います。2017/06/04
シュウ
5
その後の世界は変わり始めているよう。浮城組との再会がようやく叶った。2018/09/07
陸抗
5
番外編。これもまた、しばらく続きそう。闇主が何処かに消え、ラスの信奉者がどんどん増えてく。まぁ、妖貴クラスなら今後役に立つもんね…。あと、ラスは妊娠してるっぽいけど、さすがにサティンも気がつかなかったか。2017/06/13