出版社内容情報
精霊を見ることができる少女アメリア。魔術師の家・ルビーニ家に引き取られて4年、16歳になったアメリアに結婚話が! 世話になったルビーニ家のためにも前向きに考えるアメリアだが…。
秋杜 フユ[アキトフユ]
サカノ 景子[サカノケイコ]
内容説明
アレサンドリ神国において代々優秀な魔術師を輩出してきたルビーニ家。四年前に引き取られ、実の娘のように愛情を注いでもらったアメリアは十六歳になった。どうしたら恩返しができるか、日々考えているところへ舞い込んだ結婚話。ルビーニ家と縁戚関係の侯爵家からぜひにと言われたのだ。だが、兄同様の存在であるコンラードは大反対で…!?暴走する妹愛がいつしか恋に!お騒がせラブコメ。
著者等紹介
秋杜フユ[アキトフユ]
三重県出。『幻領主の鳥篭』で2013年度ノベル大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
27
「家族だ、兄妹だ」と思ってたのはお兄ちゃんだけで、ヒロインは一生懸命この家に役に立つ存在にならなければとがんばっていたのがいじらしい。既刊で彼女の実家を知っていたので、この展開には一時的に本気でハラがたちましたが、災い転じてというか、彼女の気持ちを整えることになったのは、よかったかもしれません。結局当て馬になってしまった下のお兄ちゃんのことは気掛かりですけど、この人はへたな女性に近付かれるくらいなら、生涯一人で研究してて大丈夫だと思いました。2016/11/21
ダージリン
25
このシリーズは主人公こそ違うけれど、同じ世界で時間が進んでいくのでビオレッタやディアナ、ティファンヌのその後も幸せそうで何より。今回はアメリアがヒロイン。ルビーニ家に恩返ししようと、政略結婚を望むアメリアとそれを止めたい兄コンラードとルイス。この兄弟がとても良くて(特にルイスが好き)、またの登場をお待ちしています(笑)。 2016/07/14
ゆう
23
ひきこもりシリーズ4作目。ビオレッタの実家ルビーニ家に引き取られたアメリアがヒロイン。アメリアの“兄”を称するビオレッタの実兄コンラードとルイス。美形兄弟だけど、個人的には言葉足らずな黒髪ルイスが好きだなぁ。ぽそりと発した言葉に重みがね、愛を感じる。いい。そしてエバートンの当て馬っぷり。よかれと思ってした行動が裏目にでちゃってかわいそうに。悪い人じゃないし、彼にも幸せになってもらいたい。2016/07/24
ぐっち
23
ひきこもりシリーズ最新刊。アメリアのこじらせっぷりは良いけど、弟くんがよすぎて、お兄ちゃんの影が薄いよ~。次は弟くんに幸せになってほしい。2016/07/10
ミホ
22
シリーズ4作目。元々読みたいと思っていましたが1作目であんなズタズタにされていて辛かったアメリアの話で、どんな風に幸せになるのか気になって早く4冊目を!と辿り着いた。間違いなく順通りに読んで良かったし、2、3冊目も国の境界超えて色んな事がありつつ甘々で平和で良かったのですが、何分アメリアの幸せがね。無事にルビーニ家に引き取られ、愛情いっぱいに暮らしていたアメリアは恩返しを日々考えるようになり波乱。アメリアの周りがアメリアの幸せを考える人ばかりで良かった。お騒がせラブコメだけど収まるべきに収まったなら良し。2019/10/04