内容説明
とある事情で男装せざるを得なかったユフィと、彼女にベタ惚れだったヴィンセントが結婚し、レイジエルド王国の共同統治者となって1ヶ月余り。二人は不器用ながらも仲睦まじい新婚生活を送っていた。そんなある日、捕縛された不審者は元「王位継承者」のガウェインで!?しかも彼がユフィのことを好きだったと衝撃告白したものだから、ヴィンセントは心中穏やかではいられず…!?
著者等紹介
御永真幸[ミナガサナユキ]
11月18日生まれ。静岡県出身。『ただここに降りしきるもの』(『無音の哀戀歌~さようなら、わたしの最愛~』と改題して出版)で2010年度ノベル大賞佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蝶よ花You
48
登場人物一人一人がユーフェミアの為に練られた様な、完璧に性格や言動を設計された布陣。この王妃を生き生きと活かす為、ヴィンセントを始め様々な人物が望む動きをしてくれるのですが、彼らがあくまでも脇役や黒子とならず主役級の存在感を示すのに、主役を浮き立たせる物語の構成が本当に巧い。と、賞する部分は多々あれど、今回はヴィンスの働きにまずは賞賛を。あとがきにて作者さんも言われているように活躍の場は少ないものの、あの存在感の示し方は最高。なかなか甘い展開に至らない二人に熱を落としました。甘いご馳走が増える予感♡2015/11/12
フキノトウ
24
序盤のユーフェミアと、ヴィンセントのぎこちないやり取りが、可愛らしかった。そして、隣国のナターシャ王女とユーフェミアの軍服姿が凛々しくてかっこよかったなー(^_^)2014/09/09
幸音
15
今回は失踪していた元王子と隣国の軍人男装王女が登場。隣国の陰謀に巻き込まれるけど、相変わらず焦れったい夫婦に悶えっぱなしだった。最初の挿絵が最高でときめいた。ヴィンスが不憫だけど、だんだん報われてきていて、甘さが増えた。戦い終えた2人のいちゃいちゃも良かった。けれどユフィ、向こう3年分っていくらなんでも少なすぎると思う。あとロイドとエリカが一瞬いい雰囲気なのにずれてる!ナターシャとガウェインの今後がとても気になる。そういえばユフィと言いナターシャと言い、強くて凛々しい女性達ばかりで、読んでいて楽しい。2014/06/08
U
11
弟くんつおい……! ナターシャがものすごく美しかったです。これは惚れる。元王子は……元王子としてそれでいいのか!(笑)でもからっと明るいところと微かな複雑さがいい塩梅で好きなキャラでした。王妃のガードがだんだん甘くなってきていたので、ヴィンス良かったねえ……!と思いつつしかしやっぱり基本的に不憫。王国的には激しいとばっちりでしたが、未来を考えると貸しを作れたことになるのかな。小姓さんお疲れさまです。中盤のロイドのあのシーンには私も硬直しました。やるう……!2014/06/22
蜜葉
8
元王子が城を出た理由が切ない。でも、今はナターシャがいるからまあいっか笑。戦い終えた後のユフィとヴィンセントのシーンが好き。特に挿絵が(^^)あと挿絵で軍服のシーンで何か見覚えが、って思ったら「ボクラノキセキ」と雰囲気似てるね。2014/07/10