コバルト文庫<br> お釈迦様もみてる―蛍のヒカル

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コバルト文庫
お釈迦様もみてる―蛍のヒカル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 218p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086017688
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

三月。卒業式が近いのに、校内の雰囲気が盛り上がりに欠けると祐麒は感じていた。そんな中、祐麒は先生から卒業式の送辞を仰せつかる。同時に、源氏と平氏が内密に話し合いをしていることに気づき…。

内容説明

三月―。卒業式が近づいているというのに、今ひとつ校内の雰囲気が盛り上がりに欠けることに、祐麒は物足りなさを感じていた。姉の祐巳が通うリリアン女学園では生徒会役員だけで催す送別会があるらしい。だが、花寺の生徒会には、寄せ書き一枚贈る雰囲気もないのだ。そんな中、祐麒は卒業式の送辞を仰せつかる。同時に、源氏と平氏が内密になにやら話し合いをしていることに気づいて…?

著者等紹介

今野緒雪[コンノオユキ]
1965年6月2日、東京生まれ。『夢の宮―竜のみた夢』で1993年上期コバルト・ノベル大賞、コバルト読者大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ひめありす@灯れ松明の火

36
野球が大好きで、グラウンドの中にだけ居場所があればいいと思っていて、だけどそこに道がなかった。だから道なき道を選んだら、なんとそこはちゃんと道になっていた。個性豊かすぎる同級生、キュートな恋心、曲者ぞろいの一年先輩。夏休みの合宿、生徒総会の余興、リリアンとの合同新年会、文化祭、生徒会選挙。星の様に遠くなく、気紛れに戯れに、だけど自分がちゃんと行動できるように、何時も傍で守ってくれた光。短い期間しか一緒に居られないけれど、ここで終わりの縁じゃないから。黒い生徒手帳の上、残してくれた黄色の光がふわり、ヒカルよ2014/02/12

いりあ

20
今野緒雪の"お釈迦様もみてる"の第10弾。"釈迦みて"も柏木先輩の卒業をもってシリーズは一区切りです。姉版の"マリみて"だと"いとしき歳月"の辺りだったので、ちょくちょくリンクしてる部分もあり、マリみてから追いかけてる身としては嬉しかったです。ユキチは、ちょっと危ない部分もありますが、この1年でだいぶ成長しました。これも生徒会メンバーのおかげですね。で、今回のユキチは、かなり柏木先輩への愛を表に出してました。あの餞別は…かなり大胆でした。ユキチの今後が気になる。マリみて共々、続きが読みたいです。2013/12/29

ゆう

16
お釈迦様ついに完結。柏木先輩卒業。ユキチ何かにモヤモヤの巻。柏木さんとユキチの繋がりって祥子さまと祐巳に負けないくらい深いってことが改めてわかった卒業式の今回でした。先輩になったユキチも見たいなぁってことで、番外編が出ることを期待して。2013/12/26

紫鈴

13
とうとう卒業式。イベントが無いと嘆く祐麒に、ヒーロー柏木優の卒業に下級生たちがほっとくわけが無い。イベントの雑事に追われながら祐麒がなんだか、待ての出来る可愛いわんこのようだった。もらった制服の使い道がそれで正解なのか!?。次の生徒会も見たいような、ここでキレイに終わりでいいような複雑な心境です。☆42022/02/05

ダージリン

13
柏木先輩の卒業をまえにして、生徒たちの騒ぎと生徒会、ユキチの心の揺れ動き・・・生真面目かつノスタルジックにまとまって、一区切りですね。良いラストだと思います(笑)。この先は「マリア様がみてる」で読もう(積んでるし・・・)。2014/06/12

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