出版社内容情報
正統な吸血鬼による吸血鬼フェスティバル!?
クロロック商会の取引先E社のイベントが「ドラキュラ生誕五百年記念フェスティバル」に変更になった。正統な吸血鬼のクロロックは出演を依頼されたけど!? 吸血鬼父娘の痛快ミステリー!
内容説明
クロロック商会の取引先E社のイベントが、「ドラキュラ生誕五百年記念フェスティバル」に変更となった。吸血鬼のクロロックは出演を依頼されたのだが、このイベント、どこか訳ありげで!?表題作の他に、うだつのあがらないサラリーマンの貯金残高が、ある日突然千倍になる『吸血鬼の給与明細』、観光バスの乗客が謎の眠気に襲われる『吸血鬼の迷路旅行』の2編を収録した痛快ミステリーの最新作。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡生まれ。桐朋高校卒。1966年から’78年まで日本機械学会に勤務。1976年文藝春秋の「第15回オール読物推理小説新人賞」を受賞以後、ベストセラー作家として活躍している。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白雪ちょこ
16
表紙や挿絵のイラストが、フェスティバル感があって明るく可愛らしい。 漫画を読んでいるような気分にもなれる。 文章も簡潔に書かれていたので、読みやすい。 表題作でやる「フェスティバル」は、とある会社が企画を生んで、クロロック達が…といった流れになっている。 信じるか信じないかはあなた次第といった感じだが、今回はエリカが大活躍していた。 車の中から救出していた姿もかっこいい。 短編集などで、パパッといった感じ。2024/07/14
kaizen@名古屋de朝活読書会
10
短編3話 吸血鬼の給与明細 cobalt 2011.9 ドラキュラ記念吸血鬼フェスティバル coblt 2012.1 吸血鬼の迷路旅行 cobalt 2011.5 迷路旅行は、別のシリーズとの類似性から、なんとなく、やっつけっぽい気がする。それでも赤川次郎作品としての質を保っているところがすごい。 もう1話あるとうれしい 絵は ひだかなみ コバルト文庫35作品のようだけど、 シリーズで何作かがよくわかっていない。 wikiによると30作目?2013/04/09
喪中の雨巫女。
9
《母-図書館》吸血鬼エリカシリーズも長くなりましたね。最初は、買ってたけど…。母が、まさか、赤川さんにはまるなんて。ちなみに母は、来月80才です。(笑)2016/05/22
くっちゃ
8
2015年の読み納め。涼子がお馬鹿、過度のヤキモチ、自己中に加え、大ぐらいと、うざキャラ化がとどまるところを知らない。あんなに人を見る目のあるクロロックが何故に涼子と一緒になったのか…。2015/12/31
星落秋風五丈原
6
イラストも変わって随分雰囲気も変わりましたね。中学生高校生が主な読者何でしょうか。確かに奥様のキャラが変わりましたね。いつものパターンですけど。ただ以前のイラストだと多少情けない感じが出ていたのですが、新たなイラストは結構カッコイイので、そういうクロロックが妻と息子にデレデレ…というのは想像つきにくいです。2013/03/17