コバルト文庫
夢の宮―竜のみた夢

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  • サイズ 文庫判/ページ数 243p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784086016032
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

今野緒雪のデビュー文庫が新イラストでリニューアル
鸞国の『幸福の姫君』瑛蘭は、希劉・康峻の二人の王子と幼なじみとして共に過ごしてきた。どちらか一人を王に選ばなければならない運命に、瑛蘭は──。デビュー作含むオムニバス・ストーリー。

内容説明

鸞国の『幸福の姫君』瑛蘭は、希劉・康崚の二人の王子と幼なじみとして共に過ごしてきた。どちらか一人を王に選ばなければならない運命に、瑛蘭は―!?(竜のみた夢)。夢の中でしか逢うことのできない、芙蓉と睡蓮。芙蓉の父王の死は王宮を揺るがし、恋人たちをも巻き込んで…(眠りの妃)。『夢の宮』を舞台につむがれる、さまざまな恋模様を描く、オムニバス・ストーリー。

著者等紹介

今野緒雪[コンノオユキ]
1965年6月2日、東京生まれ。『夢の宮―竜のみた夢』で1993年上期コバルト・ノベル大賞、コバルト読者大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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雪守

13
架空の国、鸞<ロアン>にある夢の宮を舞台にした二つの物語。デビュー作の復刻版であり、「マリみて」関連以外で今野さんの小説を読むのは初めてでしたが、楽しい読書時間でした。今野さんの作品の雰囲気がきっと自分は好きなんだと思います。「竜のみた夢」は哀しげな美しさを持つ話でこういうのも好きだけれど、「眠りの妃」の方がお気に入り。中盤で真相にはある程度勘付いていましたが、幸せを感じされてくれたのが心地よかったです。これまでのシリーズ全てが新装版で出てくれるのを期待します。2012/06/29

ひじきわかめ

4
どちらの話も、余韻が残る良い作品だった。表題作の中のばあやの言葉、「三つのものは二つに分けられない」が印象的。二つ目の話は予想がつくので意外性はないけど、予言の神聖な部分が良く出ていた。2012/01/29

猫暮

4
前々から気になっていた作品だったので新装版を購入。 表題作、竜のみた夢が好きです。 二兎追う者は一兎も得ず、みたいな話でしたが、ハッピーエンドなのかな。しかし兄嫁の存在って必要だったのか、最初の頃の作品だけあって完璧というわけにはいかないけど、面白かった。 もう一編の眠りの妃は明るいハッピーエンドで読後感も良い。 オチはなんとなく最初の方で気づきましたが…タイトルの時点でネタバレしてますしね。 この話のいいところは父王の妾さんが良い人だったことかな。 古風な恋愛の感じが気に入りました。 この2011/12/29

さつき

3
「龍のみた夢」と「眠りの妃」の二編収録。「龍のみた夢」は、王子二人と瑛蘭の関係が切なかったけれど、それ以上に瑛蘭の兄嫁が可哀想だった。紫南、シスコンにもほどがあるよ。。。 「眠りの妃」はハッピーエンドでよかった。2013/01/22

のえ

3
以前から読みたいと思っていたので、新装版の発売がうれしかったです。表題作は誰も悪人はいないのに行きつく先が悲しくて、終わり方の穏やかさが救いでした。『眠りの妃』は、睡蓮がけっこうつらい思いをしていたので、幸せな結末で本当に良かったです。王子やその従兄弟、義母の人柄や、話の神秘的な雰囲気がとても良くて引き込まれました。2012/01/20

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