出版社内容情報
京の都に現れた百鬼夜行の目的は──!?
後宮に現れた鬼を倒した噂が伝わり、陰陽寮の学生たちに少し受け入れられ始めた道冬。そんな中、屋敷で吉昌や綱、付喪神や幽霊たちで月見の宴を催す。そこに安倍晴明に恨みをもつ百鬼夜行が突撃!?
内容説明
時は平安。陰陽師を目指して修行中の少年・道冬は、鬼にとどめの矢を放った話が広まり、陰陽寮の学生たちにも受け入れられはじめていた。そんな中、道冬の屋敷に住み着いている幽霊・源融を慰めるため、月見の宴を催すことになった。ところがそこに百鬼夜行が乱入し、巻き込まれた融と付喪神が連れ去られてしまった!しかも、百鬼夜行は安倍晴明に恨みをもつ者が生み出したようで―。
著者等紹介
瀬川貴次[セガワタカツグ]
1964年7月25日生まれ。ノベル大賞の最終候補に残ったのがきっかけで、スーパーファンタジー文庫よりデビュー。現在、コバルト文庫で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ダージリン
33
やっと、道冬の出生らしきものはわかりましたが、行近はワケあり映像で謎が深まりましたね。あと吉昌は大変わかりやすいのですが、私は吉平の内面が知りたい~(笑)。2011/09/20
葵@晴読雨読
19
道冬の父親は誰…?行近の過去…?気になる事が出てきました。畳と融の大臣は相変わらずかわいい(*^^*)2013/11/16
cherry☆
13
シリーズ第3巻。今回はこのシリーズの中でもお気に入り。百鬼夜行って博物館や妖怪の本で何度も見たことがあるだけに、楽しそうにキャッキャッと行列を成していく妖怪たちの様子が目に浮かんでとても楽しく読むことができた。百鬼夜行の中に閉じ込められてしまうという他では読んだことも聞いたこともない設定もまた面白い。もう1度じっくり百鬼夜行の絵を見てみようかな。2017/01/06
Hugo Grove
11
再読2017/07/02
シュウ
10
道冬の実父はやっぱりあの人だった。行近の正体や晴明と道満の過去、気になる。吉平は天然だったとは…。2018/11/27