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内容説明
2015年6月に日本の全上場企業に対して適用が始まったコーポレートガバナンス・コードについて、企業がどう取り組むべきか解説します。社外取締役選びや株主との対話にしても、マニュアルに沿った対応ではなく、いかにして実効性を持たせるか、具体的に、先進企業の取り組みなども交えて説明します。報告書作成など直接の担当者はもちろん、経営・法務・財務など関連業務の担当で、ツボを押さえておきたいビジネスパーソンにも最適の入門書です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Emkay
8
25年ほど、一体この手の本を何冊読んできたか。コードに遵守義務はなく、ソフトローただし説明責任はある、という点が一番大きなポイント。戦略投資家・安定投資家がいれば軽視、減っていたり少なければ重視という原則は不変。新卒入社して帰属意識を持ち、タテ組織滅私奉公の我慢の末に昇り詰める役員・社長の名誉・特権意識が生き甲斐であれば「株主のエージェントとしての役員」という考え方はそぐわないのだろう。このカルチャーは少しずつしか変わらない。本書にあるように、ガバナンスが国の成長力の源泉であるのは言うまでもないのだが。2016/10/15
葉
6
コードを軸に経営が一変するという。コーポレートガバナンス・コードの目的は、企業経営に多様な視点を組み入れ、企業経営者の戦略的な意思決定をより的確に行うことで、中長期の企業価値向上を図るための大まかな仕組みを示すことらしい。企業の持続的成長と企業価値向上は上場している企業なら特に気にかけるところだろう。売上でなく、利益が重要なことやROICの意味などについてオムロンやエーザイなどの例を用いて説明している。読み終わった翌日に、著者がホリエモンではないとわかった。おかしいと思っていたので、ある意味すっきりした。2017/09/15
Kazuo Ebihara
2
今年6月より、全ての上場企業でおいて運用が 始まった東京証券取引所が定めたルール。 中長期にわたって、収益力を高め、企業価値を向上させるための 意思決定の仕組み作りが求められています。 昨年よりスタートした機関投資家の 「スチュワードシップ・コード」。 これと対をなす企業の 「コーポレートガバナンス・コード」。 この2つを整備するだけでは、企業の持続的成長と 中長期の企業価値向上は図れないですね。 「シチューはド失敗こうた。 こぼれると、バカ、なんてこった。」 まっ、苦しゅうない、苦しゅうない。 2015/08/26
りょう
0
備忘2016/01/24
tkokon
0
【入門書】立場的に、コーポレートガバナンスコードを「知らない」というわけにはいかなくなってきて、会社にあったものに目を通す。入門編としてはよくまとまっている。株式市場を意識する上場企業にとっては「当たり前」の内容が多いが、改めて求められたうえで、きっちりと対応していくことは簡単なことではない。 ただ、「儲かったのは会計士だけ」と揶揄された某法律と違い、この「コード」はしっかり運用することで、関係者全員にとって有益なものになりうると感じた。2015/09/10