内容説明
衝撃的な結末を迎えた百舌殿での事件―。すべてが終わったいま、莫大な身代金と引きかえに、大姫が九条家に戻ってくることを知る宮子。しかしそれは、九条家が擁立するお妃候補がふたりになったことを意味していた。宮子と大姫、どちらが東宮妃になるかによって、後宮の勢力図は大きく変わる可能性がある。改めて身代わりの秘密が重くのしかかる中、美貌の大姫と対面を果たす宮子だが…。
著者等紹介
松田志乃ぶ[マツダシノブ]
11月7日東京都出身。『飾りじゃねえのよ、天使は。』で雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、『花ざかりの夜』で2005年ノベル大賞佳作入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葵@晴読雨読
19
東宮と宮子がとにかく甘い!甘すぎる!!で…大姫登場!今後どうなるのか気になる終わりかた。2015/06/04
桃水
6
最強ライバル登場で前半はピリっとしてきましたが、後半は東宮と宮子の甘々っぷりに身もだえしまくりでした(*ノノ) それにしても菊餅が本当に美味しそうで作り方を読んでいるだけで食べたくなりました(涎)2010/01/31
ぽいふるん
5
中継ぎの印象がある一巻。当時真幸ラブだったので、初めて読んだときは宮子の心の移ろいが辛かったけど、改めて読むととても当たり前な宮子かな2012/05/03
皐月
5
優しい顔してグイグイと押してくる次郎君が凄かった前半。それでもまだ踏ん張っていた宮子だけれど、大姫が出てきたことで心境に変化が出てきた様子。最後はとんでもないところで終わったし、次は宮子決断の時らしいので早く続きが読みたい。宮子はどちらを選ぶんだろうか? 大姫の件も気になる。2010/01/09
しゃちおおかみ
4
九条家一同の集まりでの宮子は、九条の血をひいてないのにとても頑張った。次郎君と恋することとは別に東宮に嫁す、ということはそういう心構えが必要だものね。お人よし、単純の宮子にはまったく向いてない世界だけどそれでも、その上で次郎君を選んで欲しい王道派(笑)。そういいながらP117の挿絵をみて、やっぱり一番のおススメは蛍の宮だと思ってる私・・・。ごめん、真幸。2010/05/16
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