内容説明
第二王子イオの“花嫁”であるリージュは、三人の王子による王位争いのために、実の妹シルヴァーナから嫌われてしまい、ほとほと困っていた。“贄”としての花嫁ではなく、本当の夫婦になれば面倒なことはなくなる―そう考えたリージュは、イオとの結婚を決意する。喜んだイオは、リージュが戸惑うほどてきぱきと準備を始めた。しかしイオを慕うシルヴァーナが、彼と一緒に消えてしまい―。
著者等紹介
高遠砂夜[タカトオサヤ]
1967年12月25日、石川県生まれ。『はるか海の彼方に』で、第二十回コバルト・ノベル大賞佳作入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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柚桜
4
なぜかいつも主人公が周りに振り回されて受難の日々。今回も妹からは鬼のように嫌われ肝心の王子は頼りないし王子の兄弟は腹黒いは読めないわで大変だ。せっかくリージュが結婚を決めたのに直前にシルヴァーナとイオが揃っていなくなるという。デジャヴですか?またもや妹に婚約者を連れ去られたリージュ。今回変わったことはやはりイオは強かったとリージュが再確認した事と最後にリージュにケガを負わせたと落ち込むイオにもっと自分を大切にしろと叱るリージュ「私を花嫁にしたいのだろ?」この一言に尽きます。最後まで男前だったリージュに乾杯2014/03/15
凍矢
3
もう、やっけぱちになっているのか、更に、物事が、複雑化してきてます。妹姫の記憶が無くなった理由はいつ分かるのでしょう?永久に、謎で終わりそうな勢いなので。好きな作家さんなのになー。今は、活動してなさげですが。うーん、次の巻は、どうなるんかな~?2014/05/10
ひのと
1
二重人格ネタなら良くある、人格同士の対立!だんだん黒イオも嫌えなくなってきているから困る。二人合わせてイオなのに。あ、あと、結婚で喜ぶイオが可愛いです。しかし、リージュの「もういろいろめんどくさいから結婚するか」っていう考え方、男前過ぎて惚れました。イオくんも同じ気持ちだと思います(キリッ2012/09/15
ヤミなべ
0
幸せになって欲しい
龍田
0
友人からの借り本。2011/05/20