内容説明
ミトラーダに九十三年ぶりに陰の総長、すなわち女性総長が復活した。ハルセイデスはミトラーダ修練会本部から指令を受ける。指令とは“黎明の使者団”を率いて、女性総長シアシーカを守り、つつがなく大陸をめぐる旅をやりとげることだ。ところが、一般市民から集められた団員たちは使命感も責任感もないし、異常な食いっぷりと奇抜な行動をとる、美少女シアシーカにも怒り心頭で…。
著者等紹介
樹川さとみ[キカワサトミ]
1967年1月24日、鹿児島県生まれ。佐賀大学教育学部教員養成課程卒業。1988年、第1回ウィングス小説大賞入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まりもん
11
人物紹介が7人が紹介されていたので、この7人さえ押させておけば話はスムーズに読みすすめることが出来るかなと思いつつ読んでいった。 ところがその他にも十分に強烈なキャラクター達がいた。でも個性がハッキリしているので覚えることができて良かった。 タイトルで勝手に女総長目線の物語かと思ったが、仕える団長目線の物語だでハルセイデスがある意味左遷?みたいな状態で団長に昇格して性格ちょっと変わっているシーカ総長の面倒をみるみたいないな苦労話。 しかし、そんなのほほん使者団の日常だけで終わるのではなく、命を狙われる総長2012/03/20
凍矢
5
再読です。相変わらず素敵なストーリー。大好きなシリーズの1つです。2014/06/16
cgatocairb
4
B再読ーこの作者の独特の雰囲気がいい。大食いはともかく、尻を触る姫君…ハルセイデス忍耐の人(^ν^)シーカ本人を前にしてのハルの発言が楽しい「あなたはいったいどれだけ耐久度があるものかと考えていました」「よりによってなぜまちがう!?どうせならきっちりと本人を攫っていけばいいものを!!」リュパ司令官、ふざけているようで有能で素敵。お父さん書記の愛猫タマラのお産はどうなったのか気になる。2014/11/15
ふーちゃん
3
楽園の魔女たちシリーズの著者、樹川さとみのファンタジーコメディ。ストーリーが進むまで姫総長のキャラクターが掴めずモヤモヤしていたけれど、読後の爽快感は安定の樹川さとみ先生。確かに、一冊まるまる使っての導入部分だったけれど、続きを読むのが楽しみ。まだ掘り下げられていないキャラクターたちの話も気になる。2017/05/13
popo
3
シーカかわいいww人間関係とか、設定とかこれから期待できそうな要素が満載です。2011/05/30