コバルト文庫<br> 喪の女王〈6〉―流血女神伝

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コバルト文庫
喪の女王〈6〉―流血女神伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 294p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086010122
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

セーディラとエディアルドの消息も知れぬまま、相変わらずの軟禁状態が続くカリエ。そこに届いた、ドミトリアス暗殺未遂の報せ。事件をめぐって複雑に絡まる状況に、帰国もままならない皇后グラーシカをはじめ、第二子出産を控えたサラ、皇帝を支え続けていた弟・ミューカレウスと、それぞれの心が激しく揺れ始める。一方カリエは、自分を縛る多くの陰謀からはたして脱出できるのか―。

著者等紹介

須賀しのぶ[スガシノブ]
1972年11月7日生まれ。上智大学文学部史学科卒業。『惑星童話』で1994年上期コバルト読者大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりもん

19
グラーシカがどちらの国の為に行動するのか。とりあえずルトヴィアに向かうことに。カリエの方もレイザンの助言を受けてザカールの民との交流をして逃げる計画を考える。今回サラが昔のサラに戻っていてちょっと安心。ラクリゼも登場してエドと合流したことでエドの方は少し安心かな。2012/09/03

baboocon

16
カリエ、セーディラ、グラーシカ、フィンル・・・彼女、彼らの立場を徹底的に政治に利用しようとする周囲の思惑が生々しい。襲われて生死の境を彷徨うドーンの枕元には流血女神の影が・・・。より緊迫化する政局の一方、エティアルド、ラクリゼ、カリエの各々に訪れた心境の変化がわずかながら心安らぐ。カリエのどんな国・宗教・文化にもはじめは嫌悪をみせても最終的には理解し共存しようとする性質は、混迷を増す人間達の争いにとっての光となるのか?2012/04/16

Haru

15
民族意識というか、国境を接している国の征服欲や領土奪還欲は根深いな~。こういうとき、外交下手というデメリットはあっても島国の平穏さに感謝したくなる。ドーンはルトヴィアの民のために女神に心を渡してしまったのだろうか?ちょっと思ったのが、ドーンがタイアス、セーディラがザカリア、バルアンがオル、エドがリシク、ではカリエはザカリアの娘のユーリー女神?そしてワーデンはトルハーン?ということは、トルハーンはこれから何かしら役目があるのかしらん?などと妄想。そしていっぱいしゃべっているエドに感動。2012/08/24

ローリー

13
図書館の相互貸借資料として読みました。待ちに待ったラクリゼ登場!エドとサルベーンの現況も分かり、エティカヤのバルアンの考え、ユリ・スカナの女王夫妻の考えも、そして危機に陥ったルトヴィアのドーンも、今回はあちこちの状況がよく分かって、その上であと二冊でおしまいと言う事も分かりました。後はカリエがどう出るのか、そこだけですね。話はあんまり進んでいませんが、この先はおそらく怒濤の展開でしょう。とりあえずグラーシカ頑張れの今巻でした。しかし、最初の頃とはまるで人変わりした感のあるエドが感慨深いです。2013/08/17

カモミール

12
ラクリゼとエドの会話が良かった。ラクリゼってほんと素敵。エドがこんなにしゃべってるのは初めてだな。子守歌まで歌ってるし・・。セーディラの情操教育のことを真剣に考えていたり、カリエに次に会ったときのことを考えていたり、恋愛通り越して、夫婦ですね。カリエはカリエで脱出に向けレイザンのアドバイスの元、ザカールについて学び好きになれなくとも理解しようとする。そこがカリエのいいとこだな。見習いたいですね。グラーシカとのかわりない友情も強くて嬉しい。ドーンは生死を彷徨う中、ザカリアの誘惑を受けるが、どうなるのかな。2018/12/12

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