内容説明
翠蘭の幼なじみで武人の慧は、サマルカンドを目指し西域を旅していた。そこで出会ったペルシアの姫君の秘密とは何か…?表題作ほか、怜悧な頭脳を持つ吐蕃の宰相ガルと、彼を翻弄する美しい妻エフランの物語を綴った書き下ろし短編「しるしの石」を収録。『天の玉座』にも登場した女装スパイ、ジスンの波乱に満ちた少年時代を描いたまんがも入った人気シリーズ珠玉の短編集。
著者等紹介
毛利志生子[モウリシウコ]
11月7日生まれ。広島県在住。龍谷大学文学部卒業。『カナリア・ファイル―金蚕蠱』で97年度ロマン大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきこ
11
シリーズ11巻目。番外編でした。読みやすいけど、人名がカタカナばかりなのが辛い…。主要キャラ以外がなかなか覚えられない。2018/01/31
ミカ
4
慧にまた会えて嬉しい。元気そうで安心した。ガルがしっかり夫とか父親やっててびっくり。不器用だし、内心めんどくさいと思ってても、行動は優しいところとか実は彼はこのシリーズ1の天然ツンデレなのかもしれないと思った。 2012/06/28
みとん
3
番外編と短篇+マンガって、いつも続くよね。なんで?今回の短篇は、おまちかねの慧主役のもの。前回は丸一冊の番外編だったので、ちょっと物足りない。しかもラブなし。ノインもけっこう好きなのでサマルカンドへ着いても友人として登場してて欲しいな。もうひとつの短篇は、ガルの天然で綺麗な奥方エフランが登場。あとは愛息子ツェンニャとティンディンも。話だけチラッと登場したミンシアもなんか面白そうな人(笑)盗難の犯人は分かりやすすぎ。マンガはジスンの子ども時代。初恋のお相手かな?あ、表紙の男性はジスンの男バージョンだそう。2014/04/13
シュウ
2
再読。慧、ガル、ジスンの短編集。2014/11/20
hirabat
2
番外編要員になってしまった彼に日が当たるときは来るのだろうか。2011/09/08