コバルト文庫<br> 喪の女王〈3〉―流血女神伝

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コバルト文庫
喪の女王〈3〉―流血女神伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 277p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086007184
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

森の中で逃亡生活を続けるカリエ。途中で同行することになった伯爵と息子フィンルの存在は、厳しい旅をなごませてくれていた。だが、それも束の間、フィンルを追ってミゼーマ宮の兵士が現れた。なんでもフィンルは王太子ネフィシカの実の息子であったという。驚くカリエだったが、その兵士らを娘のセーディラが恐るべき力を放って撃退するのを目の当たりにして、さらなる衝撃を受け―。

著者等紹介

須賀しのぶ[スガシノブ]
1972年11月7日生まれ。上智大学文学部史学科卒業。『惑星童話』で1994年上期コバルト読者大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりもん

20
フィンルを迎えに来た将校と出会いカリエとサルベーンはフィンルの本当の父親がサルベーンということに気づいた。フィンルの存在がサルベーンをまた信用できない存在にさせるようなので不安だ。2012/08/24

baboocon

19
バンディーカ女王の回想など。王家の血筋でもない彼女が女王の座についたくらいなので、もっとなりふり構わない手段を使う血も涙もない人物なのかと思ったら意外と内面は傷つきやすく寂しさに耐えてきた女性だった。カリエは表紙の通り、セーディラと共に修道院に身を隠すことに。流血女神の意志に翻弄され、また多くの国と宗教に触れてきた彼女が、神と人が共存するというカーテ神教に惹かれるのはわかる気がする。しかしタイトルの喪の女王にもう一つの意味があったとは。2012/04/07

Haru

15
バンディーカの過去が明らかに。ソディアンとイーダルの眼の色が一緒ってことは・・・?マネイエの葛藤はキツイな~。こういう思いって形は違っても誰しも経験してる気持ちだと思う。メナイクが案ずる、サルベーンとカリエ。神の手の上で踊るしかないのか、と苦悩するカリエにジェラブシカが言う。「最後に道を選ぶのは人間だ」と。しかし、そこまで神の意志に操られていないと言えるのか。今は分からない。2012/08/19

秋桜

13
今回はバンディーカがメイン。イーダルの出生未だ明かされず。お楽しみですね。まぁ、さすがにバンディーカでも弟に手を出すはずないですよねー… でも、そんなことより! 私はエドさんのことしか覚えてません(笑) 森でフィンルの頭を撫でた場面とか、修道院に入る前のビックリ発言とか、セーディラの手をとってバイバイさせるとことか。いっや~!!!! エド大好き!!! カリエは、とんでもない選択肢に迫られましたね。どうか、人のことばかり考えず、少しは自分の幸せも考えてほしい。今まで散々な目にあってきましたからね。2012/08/20

ローリー

12
図書館の相互貸借資料として借りました。今回は主にユリ・スカナ女王のバンディーカの過去話と宗教話でした。なんと今回、カリエは修道女になりますよ。それだけでビックリなのに、そこにうまく溶け込んでしまうんですね。さすがの柔軟性です。前回、強烈な告白でバンディーカを追い込んだネフィシカや、才能にあふれながら苦労しているグラーシカはあまり登場せず、それ故に末弟・イーダルの存在感が不気味になってきました。この人のこの先に注目ですね。しかし、同じ名前が多いし、そして過去と現在が入り乱れるので混乱します。2013/06/29

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