内容説明
古代遺跡のあるマワタイ島でコラリーとフェリックスは、ロリエと名乗る考古学者と知り合い、夕食に招待される。だが、それが災難のはじまりだった。コラリーたちがロリエを訪ねてみると、彼は何者かに殺害されていて、現場に居合わせたふたりが殺人犯として拘束されてしまったのだ。必死に無実を訴えるコラリーだったが、信じてもらえないまま警察に引き渡されることになって…。
著者等紹介
橘香いくの[タチバナイクノ]
1967年11月4日、福岡県生まれ。福岡女子大学国文科卒。『洞の中の女神』で1994年度上期コバルト・ノベル大賞佳作入選
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感想・レビュー
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小瑠璃
4
コラリーを振り回していいのは(自ら回り出す場合を除き)、フェリックスだけ。フェリックスを振り回していいのは、コラリーとテランスだけ。2人まとめて振り回していいのは、シュシナックだけ!…この法則から外れると、自分はもやもやするんだなぁと思い至りました。テランスがフェリックスを操るのも、シュシナックが2人をひっかけるの痛快だったのに、ジュリアンもジャコモ老も、なんかダメ。シリーズは大好きなんですが。このもやもやを晴らすのは、2人が一緒になって、小市民的おじさんを振り回す場面に限ります。ありがとうヒゲッチョ!2014/06/04
くるくる
3
疲れていたので、久々に再読。やっぱり面白いなぁ。フェリックスくんの無駄に有能で美形でコラリーが好きすぎるとことか、コラリーの善良で全力なとことかほんと好きだ。ところで、フェリックスくん、やたらおじさんに懐く癖があるような気がするんだけど…ファザコンだからなのだろうか。2014/01/21
ミシマ
1
事件描写そのものは以下略。消化不良というかもっと爽快感や胸躍る何かが欲しいよーとなってしまうのはやっぱキャラクター配置が原因かな……。しかし密林生活でイキイキとしてしまうフェリックス君は野生の方が性に合ってるのか。2014/09/09
こんこん
1
ようやく、ハネムーン編が大きな一つのお話だと気がついた。今回はちょっと甘さ控えめで、ドタバタ成分増量。ヒゲッチョさんはますますボナバンポジションを固めていく……2010/06/09
永山祐介
1
普通なら追い詰められていて緊迫するようなシーンでも、何故かこの二人の場合夫婦漫才にしか思えないから面白い。2005/07/06