感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かのこ
44
シリーズ十七作目は、一週間の修学旅行inイタリア! 海外に一週間も…なんて、やっぱりリリアンはお嬢様学校だな…(わたしの学校は、国内に2泊3日とかだった記憶) 今野先生が実際にイタリアを取材されたんだろうな~というリアルさと祐巳ちゃんの目を通した良い意味で庶民的日本人的なイタリア旅行記。 由乃と祐巳ちゃんの絆が深まるエピソードもあったり、お姉様の無理難題、佐藤聖様の影も感じられたり。非日常感の詰まった楽しい一冊。2020/05/22
本木英朗
16
シリーズ第17作目である。体育祭が終わり、リリアン女学園高等部の二年生を待ち受けるイベントは、修学旅行! お姉さまや妹との別れを惜しんだ祐巳、由乃、志摩子は、成田空港から飛び立つ。行先はカトリックの総本山もある、食と文化の国イタリア! 全二年生が二手に分かれ、7泊9日で伊国内を回る旅行日程。偶然にも、山百合会の三人は同じグループ。蔦子や真美も同じで、何やら波乱の予感が……!?という話である。今回はやっぱり静さんだろうか、俺的には。先にイタリアへ行っているしね。あ、あと日本での祥子と可南子の話もお忘れなく!2025/04/30
ぬー
16
まさか「マリみて」で紀行文(のようなもの)が読めるとは!イタリアを堪能しました。★4.52017/09/02
kitten
15
マリみて再読。17巻目はイタリア修学旅行。ローマ、フィレンツェ、ヴェネチアって、ちょうど塩野七生さんの小説ルネサンスと同じ組み合わせ。まぁ、イタリアで観光地となればそうなるんだろうけどさ。聖さまが加藤さんと一緒に旅行にいくって話は、以前の巻からも出ていたので、そういうことなんだろう。イタリアもいってみたい国の一つ。次はいよいよ、学園祭。2021/06/27
幸音
14
修学旅行でイタリアへ。高校の修学旅行の行き先がヨーロッパというのはさすがお嬢様学校と言うべきか。イタリアは一度行ってみたい国。祐巳達がすごく楽しそうな旅をしていて、羨ましいと思った。イタリア1日目の夜、祐巳と由乃さんのやりとりが親友という感じを漂わせていた。聖さまは本当に来てたのかな、噂としてだけ聖さまの存在が曖昧。帰国後祥子さまと祐巳のやりとりの中、特に葉書のくだりがすごく好き。タイトルの意味が分かり、イタリア語だと普段よりも気軽な雰囲気がする。2013/10/11