内容説明
花寺学院の学園祭も終わり、リリアン女学園の次の学校行事は、体育祭。祐巳の二年松組にはスポーツ万能の生徒がいなくて、いまいち盛り上がらない。出場種目を決めるホームルームでも、祐巳は上の空。ケンカ別れしてしまった一年の可南子のことを考えていた…。ボーッとしているうちに、祐巳は借り物競走に出場することに!?ショックさめやらぬまま、祐巳はお姉さまの祥子に相談するが…。
著者等紹介
今野緒雪[コンノオユキ]
1965年6月2日、東京生まれ。『夢の宮~竜のみた夢~』で1993年上期コバルト・ノベル大賞、コバルト読者大賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かのこ
44
シリーズ十五作目。リリアン学園祭…の前に、リリアン体育祭!借り物競走、綱引きに玉入れ、応援合戦…お昼休みのお姉さま訪問(祐巳ちゃんのご両親の出てくるシーンは毎度癒される)。 楽しいだけでなく、祐巳ちゃんにとっては罰ゲームのかかった真剣勝負の体育祭。最終的にリレーを走る人の変遷がいい。いつもながら盛り上がりどころを作るのが上手だ。道世さんや逸絵さんはこの後の作品にもちょいちょい出てくるので、だんだんと馴染みがわいてくるキャラたち。2020/05/15
ガーガー
35
今回は体育祭で前回喧嘩別れした可南子ちゃんと賭けをする話。可南子ちゃんの勝った場合が最後まで明かされなかったからどうなるかとヒヤヒヤしたけど、可愛らしい内容でよかった。まだ裕巳の事が好きなんですな。今回はいつもの学園じゃなくてさらに面白かった。あと福沢夫婦と祥子さまの対面と裕巳と祥子さま父との対面も面白かった。2016/08/05
本木英朗
16
シリーズ第15作目である。花寺学院の学園祭も終わり、リリアン女学園の次の学校行事は、体育祭。祐巳たちのいる二年松組にはスポーツ万能の生徒がいなくて、いまいち盛り上がらない。出場種目を決めるホームルームでも、祐巳は上の空。ケンカ別れしてしまった一年の可南子のことを考えていた……。ボーっとしているうちに、祐巳は借り物競争に出場することに!? ショックさめやらぬまま、祐巳はお嬢さまの祥子に相談するが……という話である。この巻ではやっぱり可南子が超好きだってことだけだろうか、ウフフ!(→)2025/04/04
kitten
16
マリみて再読。今回はリリアンの体育祭編。高校の体育祭って、学校によってかなり差が激しいと思うし、ここはさらにリリアンであり、時代も違うからちょっとよくわからないな。志摩子さんが何を思って、クラスメートに担ぎ出されたのか不思議。令ちゃんと肩をならべて走る由乃は、ぐっとくるものがあった。可南子ちゃんとも和解して、学園祭、、の前にまだ色々挟まったりする。由乃の妹問題もこの回から。2021/05/28
ぬー
14
そろそろ学園祭かと思ったら体育祭。このところ話の進み方が遅くなってきている。でもとにかく楽しい内容。可南子のビジュアルも最後の最後でようやく判明。★4.52017/09/01