コバルト文庫<br> 砂の覇王〈8〉―流血女神伝

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コバルト文庫
砂の覇王〈8〉―流血女神伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 243p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086001472
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ドミトリアスの皇妃となるか、はたまたミューカレウスに輿入れか―。カリエの結婚問題がロゴナにおける最大の関心事となる中、ある日、突然彼女はロゴナ宮を離れ、先帝の住まうコーフィリア宮に連れていかされた。その夜、カリエのもとに訪れた一人の客人。なんとそれは、『炎の貴妃』ビアンだった!!そして、告げられた衝撃の事実に、カリエが自らの進むべき道として下した決断とは。

著者等紹介

須賀しのぶ[スガシノブ]
1972年11月7日生まれ。上智大学文学部史学科卒業。『惑星童話』で1994年上期コバルト読者大賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

baboocon

22
何といってもこの巻はカリエのあの初S…ゲフンゲフン。サルベーンのみっともない姿にも驚いたけど、まさか女神がこういう直接的な形で干渉してくるとは思わなかったわ。この流血女神伝の核心の一端が明かされた感じ。ザカリア恐ろしいよザカリア。今回の話を読んでミュカは一体なぜ…?と気になるけれど、まあ続編で明かされるのでしょう。トルハーンの処刑を巡ってのあれこれは、決定的にカリエがルトヴィアの人間ではなくなったんだな〜と感じたと同時に、この先の動乱の種が撒かれたのかと感じた。2012/03/11

まりもん

18
バルアンのマヤラータとしての立場で行動をとると決めたカリエ。エティカヤに行くことで色々と守れるものがあると信じて。旅立つ前に何とかしてトルハーンを助けようとするけれどルトヴィアの民の憎悪の声に震えがとまらないカリエ。ドーン兄上も大きな改革をしようとしているが無事に成功するのだろうか?2012/08/09

お豆腐

15
ミュカ切ねえよカリエ鈍すぎだよ!ロイが柄にもなく恋をしちゃうよ!カリエはアレやらかしちゃうよ!民衆怖いよ!と何かと衝撃な巻だった。いやはやバルアンに恋してるカリエにあの仕打ちとは流血女神さんパねえっす。少女小説でこんな展開ありなんか~とびっくりしてしまった。ミュカはめっちゃいい男になってるし。いや、命がけでカリエを守った時点で男前だったけども。ミュカの失う一番大切なものってほんとにカリエなのかしら?もっと過酷な展開が待ってる予感。そしてドーン兄上の暴君フラグ!理想と現実の間で板挟みですなあ……2012/05/07

ゆり

13
ミュカのストイックな恋心が泣ける。本当に格好良く頼もしくなったなあ……。彼のことを含めて女神の意志が理解の範疇を超えていて空恐ろしい。あのサルベーンもラクリゼもちっぽけに見えてしまう。まさかカリエがここでこうなるとは。ザカールの価値観は確かにカリエには絶句するしかないでしょう。ドミトリアスとグラーシカのやり方も頼もしいけど確かに危うい。ミュカの立ち位置も危うい。ルトヴィアはどうなってしまうんだろう。皇帝夫妻とカリエとミュカのダンスの場面が好きでした。挿絵にカリエはだいぶ大人びてきたなあとしみじみしました。2016/05/29

ローリー

13
図書館の相互貸出資料として借りました。今回カリエはルトヴィア宮廷からあまり動かず、話としてはあまり進んでいません。トルハーンの生死も決着が付かず、前巻でカリエが選択を迫られた、ドーン兄かミュカかどちらかと結婚しろってのも宙ぶらりんで別の選択肢に行ってしまったし。ただ、題名が出落ちに近いので、この展開はある程度読めていましたが、バルアンにいく前にサルベーンとは…。サルベーン嫌いなので、汚されたような気分です。今起きている中国や韓国とのいざこざの底流にある事を示しているような記述があり、ハッとさせられました。2012/09/25

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