内容説明
高校の新しいクラスには、変わった人が多いみたい。その上、担任の岩田先生はオカルトの研究に熱心な方だし。ツル先生に頼まれたから、四回目の一年生である桐村さんを学校に来させるようにしないと…。それを知らないうららは「関わらないほうがいい」って言うのよね。だけど桐村さんって、結婚したことがあって、赤ちゃんもいるっていうの。それってすごいじゃない?尊敬しちゃう。
著者等紹介
久美沙織[クミサオリ]
1959年4月30日、盛岡市生まれ。上智大学文学部哲学科卒。在学中の79年、『小説ジュニア』(のちの『Cobalt』)に短編デビュー。集英社文庫コバルトシリーズ44冊をはじめ、著書多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
15
冒頭の聖書の引用にマルタさんの話が出てるのだけど、落ち着きのなさが彼女らしくて笑った。高校生になっても、未来の暴走ぷりは相変わらずだけど、今回は巻き込まれる方は救われそうな予感がする。姉妹共々。洋太郎さんは、未来以上のとんでもない人だったけど。2018/09/01
咲穗
3
ツル先生に頼まれた問題のある生徒、桐村さんを学校に来させるべく奮闘する未来 一方、うららの言葉で他人のことに親身になっているのは結局自分の問題から逃げているのだということに気づき… 笙子がいうヤオロズ信仰、とってもしっくりきます そして改めて読み直していてこの本の世界観、本当に好きだなぁと… 今の時代からすると古いのかもしれませんが…2020/05/07
Kanako Takano
2
本棚から出てきたので久しぶりに。相変わらず、未来ちゃんの暴走っぷりが、、。中学生くらいの時は、未来ちゃんのピュアさとかまっすぐなところにイライラしつつ可愛いなぁって思っていたのが、数年たって今になったら、未来のお父さんに一番イライラします(笑)もっとしっかりして!(笑)最後の朱美さんの登場はもう、待ってました!って感じでしたね( ´ ▽ ` )ノ相変わらず彼氏っていうよりお兄さんって感じだけどかっこいい!2015/03/18
Theodore
1
シリーズ8巻目。この作品、女キャラのパートはすごく面白いのだが、ひとたび牡が登場し始めると途端に不愉快な展開になっていく。毎回クソオス枠を設定しながら話書いてるのか?と思うくらい1人は不快なクソオスが出てくる。今回は不登校のクラスメイトの義弟がそれ。何この生意気すぎるクソガキ。舞台となる時代が昭和だということをさっ引いてもむかつく。喧嘩の最中に早々に警察に捕まりゃ良かったのに。とはいえ、キャラがろくでなしなところを除けば宗教観の話や宗教2世の問題など興味深い点も多い。ただ9巻を読みたいかというと…2024/06/17
さなごん
1
いろいろあるなあ。2011/12/02