内容説明
10年の歳月をかけ、細江英公が撮影したガウディ建築、ガウディ芸術の集大成を手頃な判型の2巻に。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なる
26
恥ずかしながら細江英公の作品は、いわゆる暗黒舞踏(土方巽や大野一雄)を切り取った人物写真しか見たことしかなかった。バルセロナを中心に点在するGaudiの建築物、特に本書ではサグラダ・ファミリアを中心にして独自の目線で紹介している。あの巨大な未完成の塔、その表面を埋め尽くす神話の人物たちをズーム・アップすると、遠目からではわからなかったGaudiの魂が目に飛び込んでくる。どうせならこの作品を見てから実物を拝見したかった、と思わせるくらいに魅力が詰め込まれている。2020/12/20
Koki Miyachi
9
20年以上前の写真集で古いのだが、それがよい。あと100年かかるか200年かかるか、そういうスピードで建設が行われていた頃のサグラダファミリアだ。説明的な建築写真ではない。細江英公らしいガウディ建築の空気感が写し撮られている。2015/07/01