出版社内容情報
水橋ユキ(中1)には誰にも言えない悩みがあった。
毎日決まった時間に、彼女にだけ見えるのだ。
――女の子が、真っ逆さまに落ちていくのが。
友人のすすめで、【怪異対策コンサルタント】を
しているという緋宮せいらに相談することに。
血のように真っ赤な契約書を取りだし、話を聞くせいら。
一体何者なのだろう? 彼女を信じてよいのだろうかーー?
内容説明
水橋ユキ(中1)には誰にも言えない悩みがあった。毎日決まった時間に、彼女にだけ見えるのだ。―女の子が、真っ逆さまに落ちていくのが。友人のすすめで、“怪異対策コンサルタント”をしているという緋宮せいらに相談することに。血のように真っ赤な契約書を取りだし、話を聞くせいら。一体何者なのだろう?彼女を信じてよいのだろうか―?第14回みらい文庫大賞大賞受賞作!!小学中級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジャム
6
怪異コンサルタントと呼ばれる美少女が怪異にまつわる悩み事を相談者と契約(助言は無視しても構わないが指示を破ると...という曲者でこのルールが物語を大きく動かしていく)を交わし解決していく児童書ホラーの登場。冒頭18Pがあらすじ予告漫画になっている遊び心も楽しく児童書ホラーと想像しているよりもエグい結末が待っていたりして面白かったです!第2作も来年春に出る予定とのことで高校生でデビューした日部星花さんの代表作シリーズになっていくかもしれませんね!これからも楽しみです。2024/12/15
みうら
0
小6長女が本屋で選んだ本。なかなか厨二病ぽくなってきた(笑)様々な怪奇現象に悩む中学生たちが、同じく中学生の少女であり自称怪異対策コンサルタントである緋宮せいらから助言及び指示を受けて、自滅あるいは問題が解決する話。弟を助けるため99の契約を結ぶことが必要とのことだが、他のことはまだわからないことばかりである。生き霊、真似をする怪異、コックリさんが出てくるが、本当に怖いのは人間そのものというわかりやすいオチである。2025/01/03