出版社内容情報
時代の波に翻弄されながらも、戦乱の世を果敢に生きた姫君の生き様を魅せる、人気シリーズ第3弾! 浅井三姉妹の長女・茶々が、ついに登場!!
内容説明
父母の仇・豊臣秀吉の側室となり、大坂城落城とともに滅ぶことを選んだ浅井三姉妹の長女・茶々。兄と息子の戦いを止めた「奥羽の鬼姫」こと義姫。家のため三度もの戦略的結婚を受け入れ、婚家を守るために苦渋の決断をした満天姫。男の名を名乗り、代々続く家を守った井伊直虎。嵐の中、水軍を率いて戦った大祝鶴姫の悲恋物語…など、戦国時代を吹き抜けた9名の姫君たちの物語。小学上級・中学から。
著者等紹介
藤咲あゆな[フジサキアユナ]
児童書のほか、TVドラマやアニメの脚本家としても活躍中
マルイノ[マルイノ]
イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜桜キハ
58
茶々姫、おね、義姫、愛姫、満天姫、督姫、井伊直虎、立花誾千代、大祝鶴姫の9人収録。浅井三姉妹を花鳥風で紹介していたけれど関ヶ原の戦いで対立するのはやはり非情に感じますが……。悪女と言われる茶々は実際はどんな女性だったのか気になります。井伊直虎がいなければ井伊家は存続出来なかっただろうに家督に入っていないのが戦国時代だなあと感じたり。大祝鶴姫の話は切なくて好きです。初読みの時には目頭が熱くなりどうしようもなかったです。瀬戸内のジャンヌ・ダルク。幕末のジャンヌ・ダルクも気になります(新島八重)次巻も再読します2023/05/27
なつきネコ@中学入学した化け猫
25
茶々の墓参りや慰霊碑に行ったことがあったので感じるものがある。彼女は長女の意固地な所があったのかもと気づかされた。次女の初は上手く生き延びた感じがあるし納得。直虎は嵐の人生だった。井伊家の存続の中におんな城主として、次世代に繋いだ直虎は立派。改めて義姫の逸話をみると勇ましいな、息子の政宗と兄の義光もうちの母(妹)が迷惑かけてなんて思っていたのかな。満天姫、鶴姫はあまり知らなかったから勉強になった。満天姫の人生も3度の結婚と息子との死別は大変な人生。屏風の話はよかった。鶴姫の純愛と勇ましさに泣いてしまう2023/10/29
たまきら
22
淀殿が登場する回なので娘さんは楽しんだ模様。…読む前に返されてしまった…。2022/04/05
退院した雨巫女。
13
《私-図書館》 ついに、茶々さん登場。今まで、一番優しい茶々さんですね。しかし、浅井三姉妹は、やはりすごいよね。2013/09/18
湯呑
8
戦国姫の巻シリーズ。歴史小説やゲームでの茶々の扱いについて感じていた違和感が「これってめちゃくちゃ男性視点じゃん?」で納得。エピソード内の藤咲先生の解釈が本当個人的好み。また義姫のエピソードには恐れながら吹きそうになりました。強過ぎる、強過ぎる鬼姫。他にも満天姫も鶴姫など気になる姫君が続々。満足。2023/09/11