出版社内容情報
恐ろしい世界は、あなたのすぐそばに……
携帯を買ってくれない母に不満を持ち、ネット上の理想のママとつきあううちに追いつめられる「優しいママの家」、友達が老婆の手で人形にされていく「ひな人形の家」他、テーマは豹変する大人たち。
内容説明
私の名前は黄泉。恐怖の世界の案内人です。あなたを授業にご招待しましょう。退屈な昼間の授業とはまるでちがう、身の毛がよだつ授業です。今回は、先生やご近所さんなど、あなたの周りにもいる大人たちのお話です。彼らがどんなおそろしい出来事を招いてしまうのか。その答えが知りたければ、ページをめくってください。恐怖の授業、たっぷりお楽しみください…。小学中級から。
著者等紹介
いしかわえみ[イシカワエミ]
7月26日、埼玉県生まれ。漫画家
桑野和明[クワノカズアキ]
福岡県出身、8月7日生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜桜キハ
45
一巻よりえげつなさ、というかグロさがパワーアップしてません?(笑)大人というスケールの大きさ故でしょうか。でも、自業自得だというのが多く、絶叫学級らしいですよね。負の感情をコントロールしないままろくでもないことをしだすとその報復が待ってる的な?「口裂け女」が一番印象的です。人の嫉妬って怖いなあ。「優しいママの家」は思わずのラストに落とし穴でした。やっぱり本物の母親が一番なんだ……ふーん。「ひな人形の家」が因果応報ではなく……ダイレクトさで言ったらこれが一番怖かったかもです。機会があれば次巻も読みたいです。2023/08/13
dotkawahagi_bk@だいたいホラー小説しか読まない
5
恐怖の授業の続きをいたしましょうか。次は頼れるはずの大人の怖い話などいかがでしょうか? 子どもの回りを取り巻く大人達にスポットを当てた短編集。豹変した大人たちの逸脱した行動で恐怖のどん底に叩き落とされる。 これは本当に児童書なのだろうか?小学生中級からということなので、対象は小学3年生~といったところだが、ストーリーの怖さと挿絵の怖さが相まって、怖い話が嫌いな子は泣きそう。「優しいママの家」と「ひな人形の家」は大人の狂気的な執着心にぞっとする。2019/10/05
まみっち
3
他のシリーズも読んでみたいです!2013/09/23
なおりん
1
怖かったし、とても面白かった。2021/04/13
ねこうさ✿
1
プロローグで案内役の黄泉は下半身がないという事実が判明。そういう絵の描き方じゃなくて本当になかったとは…。話の前後の語りもいいアクセント。「黒猫サーヤ」…猫の怨み。ありがち。ハムスターになった主人公をサーヤがどう扱うのか、火を見るより明らか。「優しいママ」…ネット上にはそんなブログの1つや2つありそうだ。「ひな人形の家」…生暖かいひな人形…首が折れて血が…。想像すると怖い。「口裂け女」…新たな怪談が出来た瞬間。先生がかわいそう。2014/01/15