出版社内容情報
遥(はるか)と不思議な美少年・彼方(かなた)の物語。
小5の遥は家族思いのやさしい女の子。兄がひきこもり、家族がバラバラになりかけていたある夜、遥は自称・悪魔な美少年(?)の彼方に出会う。彼は言った。「君の手で――世界を壊してみる?」
内容説明
小学５年生の遙は、アクセサリー作りが大好きな、心優しい子。そんな彼女が抱える、重い重い悩み…それは、中学受験に失敗したお兄ちゃんが部屋に引きこもり、家族がバラバラになってしまったこと。ある夜、遙が自宅の屋根の上で出会ったのは…青紫の瞳を持つ美少年（？）彼方だった！！「君の手で、世界を壊してみる？」天使…それとも、悪魔！？彼方をめぐる、連作短編集。小学上級・中学から。
著者等紹介
藤咲あゆな［フジサキアユナ］
東京生まれ。脚本家としても活躍中
椿しょう［ツバキショウ］
児童書と学術マンガで活動中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
銀雪
3
優しい連作短編集。好きなタイプの作品だったけど、なんか物足りない感じ。世界観もちょっと中途半端な気がするし、ひとつひとつの作品にもう少しボリュームが欲しかったかも。特に、おまじないの話はもっと綺麗に終わって欲しかった。あとがきの作品解説も不要だった気も。でも次巻も読む。2011/12/25
serumisu
2
■感想：小学校高学年〜中学生向けの児童書であるが、いろいろ考えさせられた。「世界を壊す」と単純に言っても様々な意味がある。■学び：｢家族って、同じ家の中にいる分、遠慮がなくなるというかたまに閉塞的になるというか…大切で大事な関係ゆえに陥りやすい不幸というものもあるのだと思う｣（P183:あとがき）■行動：どうにもならない状況に陥っても、自棄にならず、自分で環境を変える努力をしてみる事。2011/05/04
MOMO
2
男の子なのか女の子かさえわからない悪魔＜彼方＞は、昔人間に召喚されたときに受けた「君の手で世界を壊すこと」という依頼を完遂できないまま、最近は「その人自身の世界を壊すこと」にハマっています。それはなぜか、感謝されることが多く、戸惑い気味の彼方ですが、あるとき心優しい少女遥と出会います。彼方は彼女の家族の「今」の状態を壊すことにしますが・・・。 不思議大好きな女の子にぴったりのファンタジーで、小学校中学年ぐらいから中学生ぐらいまで、楽しく読めます。＜マテマテ＞ファンの子もぜひ！ 2011/04/01
りお＠積読本増加中
1
マテマテの方のファンでしたが、ちょっと最近ついていけなくなったのでこちらを買ってみました。とても面白く、二巻で終わりなのは悲しいなと思いました（作者さんは三巻でお会いしましょうと書いてますが、７年も昔だから無理でしょう）2018/03/13
さぁちぃ(積読本消化中…)
1
[図書館]連作短編集。んーっ悪くはないけど、なんか物足りなかったです。でも優しい話しばっかだから児童書としてはいいんじゃないかな？彼方が主役でいいのかな？最後のニアが気になるな。続きあったら借りてみよ。2012/12/11
