感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
18
★★★★様々な苦難を乗り越えていく玄奘法師の原動力となる大いなる志に胸を打たれ、未知の土地への好奇心から数々の冒険を続けるマルコ=ポーロとキャプテン=クックに浪漫を感じる。リオデジャネイロオリンピックの舞台となるブラジルでの悲しい黒人奴隷の歴史。歴史って面白い!もっと知りたい!子供たちにも読んでほしいな、と思う一冊。2016/01/31
かつ
9
玄奘法師、マルコポーロ 世界がまだ詳細に知られていなかった時代に、初めて、命を懸けて、世界に挑んだ男たちの話。今だったら地球の裏側ブラジルの僻地であったって、飛行機乗って24時間あれば着いてしまうが、つい何百年前で世界を回るだけで数年、行って戻ってきたら数十年とか、浦島太郎みたいな時代だったんだねー。2016/01/17
Jiemon
5
人間の冒険や交流についての巻。西遊記のモデルとなった玄奘法師、629年に天竺に向かって出発。16年後の645年に唐に帰国し、サンスクリット語で書かれた経典の翻訳に努める。イタリア人のマルコポーロが1271年父、叔父とともに中国に向けて出発する。24年後の1295年故郷のヴェネツィアに戻る。約200年後の1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見。16世紀から奴隷貿易が本格化。1521年コルテス、メキシコのアステカ文明を滅ぼす。1533年ピサロ、ペルーのインカ帝国を滅ぼす。1767年クックが航海に出発。2015/11/23
ノリピー大尉
2
世界で一番遅い奴隷解放は1888年のブラジル。日本はもう明治時代だったこと考えると、奴隷制度は意外と最近まであったんだね。2013/01/20
てふてふ
1
冒険って、浪漫があるよねぇ…この時代本当に命懸けだけれど。でも今までよりも更に負の側面が強すぎて…沈鬱。長男が、「なぜアフリカや東南アジア中南米は植民地にされてしまったの?」と。シルクロード、砂漠に道なんてないし、星や磁石を頼りに歩いたんだろうか??すごい…。2024/09/18