感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
13
★★★★ヨーロッパ中世の歴史を俯瞰するのに最適。冒頭の口絵にある中世ヨーロッパの古城や修道院の写真を、歴史と浪漫を感じる素敵な建築物だとうっとり眺めたが、そこで繰り広げられていたのはフランク王国のヨーロッパ統一、皇帝と教皇の対立、十字軍遠征、百年戦争…。改めて歴史の本を読むと、なぜこんなことで戦争を?と思うような理由での争いばかり。歴史から学ぶべきことは多そうだ。ジャンヌの最期には胸を打たれた。2015/12/29
かつ
7
ヨーロッパ中世時代。キリスト教発展の時代。この時代に十字軍の遠征がなされた。当時のエルサレムはイスラム教が統治していた。そこへ十字軍が遠征に来て奪還したが、異教徒を皆殺しにしたとのことだ。現在に置き換えて、イスラム国は異教徒(キリスト教)に対して、宣戦布告している。彼らのコメントから十字軍という言葉がでてくるが、歴史は繰り返すのか。問題になっている慰安婦問題よりももっと昔だし宗教が絡んでいるので根が深い。完全に洗脳されている。歴史の繰り返し。目には目をだ。だけど無差別テロはおかしい。2015/11/21
こぱ
3
借り本。2023/10/19
Jiemon
2
375年頃、アジアの遊牧騎馬民族フン族に圧迫されて東ヨーロッパで生活していたゲルマン民族がローマ帝国の領土の中に大移動を始める。800年ゲルマン人のカール大帝のフランク帝国がローマ教皇から西ローマ帝国皇帝の帝冠を授けられる。843年東西フランク王国とイタリアに3分割。962年東フランク王国とイタリアが神聖ローマ帝国に。1066年イギリス、北フランスを領土とするノルマン朝成立。1077年神聖ローマ帝国のハインリヒ四世カノッサの屈辱。1096年~1204十字軍遠征。1339~1453年英、仏で百年戦争。2015/05/31
白義
2
歴史事件では重要なそもそものきっかけをざっくばらんに簡潔に描いてるのがこの手の児童書のよさで、百年戦争はシェイクスピアの史劇によく出るのにあまり学んでいたので、はじめとして的確なのを読めたと思う。ギャグの挟みかたもよくて十分の出来。十字軍はイスラム側視点を描いた前巻と比べると、違いがわかるねえ2013/05/01