内容説明
この巻は、19世紀末から20世紀前半の「近代中国」の時代をあつかっています。
目次
第1章 列強の侵略に苦しむ中国(列強の侵略と東アジア;日本と清国の戦争起こる;国の改革にとりくむ人々;義和団事件起こる)
第2章 辛亥革命と中華民国の成立(孫文、中国同盟会を結成;辛亥革命起こる;中華民国の建国)
第3章 五・四運動にゆれる中国(第一次世界大戦と中国;五・四運動と新文化運動;中国共産党の誕生)
第4章 日中戦争と国共の戦い(蒋介石と南京国民政府;紅軍の長征;日中戦争始まる;共産党と抗日根拠地延安)
第5章 国共内戦と中華人民共和国(ふたたび国共内戦;中華人民共和国の成立)
著者等紹介
川勝守[カワカツマモル]
大正大学教授、九州大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コダマ@ようやっとる!
14
清朝の衰退→孫文による革命運動→国民党蔣介石と共産党毛沢東まで
荒野の狼
9
19世紀後半から20世紀前半の中国の歴史を5章にわけて描く168ページの漫画で2時間あれば通読できる。2ページの巻末にある年表は1875年から1949年までの本書でとりあげられている主な出来事を扱う。小学生や中学生にもわかりやすくという本書であるが、この時代の中国の歴史を短時間でおさえたいという大人にも薦めたい一冊。2021/02/01
白いカラス
5
この時代はどの国の歴史においても戦争の比重が大きいですね。2024/06/24
なにょう
5
中国が今なぜ100年来の国の恥を拭って、強い中国の再現を目指しているのかがわかった。中国が近代国家になるまでのいばらの道のり。その中で、良くも悪くも日本が大きな役割を果たしたこともわかった。図書館の子供のコーナーでたまたま見つけたけど、大人の今になってわかることもたくさんある。2014/08/04
ビシャカナ
1
国を守るために清朝も改革に取り組むが、国内から冊封国まで動乱と戦争敗北が続き、国を救うために義和団から孫文まで武力をもってでも改革に訴えるが弾圧。忠臣の李鴻章もいるが、佞臣の袁世凱により清朝は滅ぶ。列強の侵略が続き、ついに始まる日中戦争では国民党が矢面に立ち、共産党はゲリラ戦で戦。そして第二次世界大戦により中国は連合国の一つとなる。共産党は人心をつかむ毛沢東のもと民衆の支持を得て抜け目なく立ち回り、武人気質の蒋介石は台湾へ。西太后が権勢を誇った時代から、毛沢東の中華人民共和国の成立宣言まで激動の時代。2024/11/09
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