出版社内容情報
19世紀、「人の役にたちたい」と看護の道を進んでいくナイチンゲールは、クリミア戦争で得た知識から新たな看護、予防、病院のスタイルを確立していく。仕事人として生きた主人公の新たな一面を紹介!
内容説明
看護師の新しい道を切り開いたナイチンゲールも自分の将来になやむふつうの女の子でした。自らの使命に気づき、貧しい人や病気の人のために生きていくことを決めると家族の大反対にあいながらも、強い信念を貫き通し、ついに看護師となり、さまざまな革命を起こしていきます。
目次
フローレンスが好きなもの
みんなの役に立ちたい!
自分の信じる道
クリミア戦争
ナイチンゲールの子どもたち
人物クローズアップ!もっと知りたい!ナイチンゲール
著者等紹介
高田早苗[タカダサナエ]
日本赤十字看護大学学長。1970年、短期大学卒業後、日本赤十字医療センター勤務。1997年、聖路加看護大学大学院博士課程を経て博士号を取得。2011年、日本赤十字看護大学学長となる。専門分野は基礎看護学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
31
未読のナイチンゲール伝記漫画を見つけたので取り寄せておいたら早速読みふけっていました。彼女が戦った様々なものの中でも、特に患者のケア部分が丁寧に描かれており、看護師という仕事のまさに源を見せてもらった気持ちです。娘は負傷した兵士たちが使い捨てのような扱いを受けていることに驚いたようです。…どの国にも、そして日本だってそんな感じだったんだよ…。2024/02/15
小川欄@宿題テストが…(-_-;)
19
看護が好きすぎる‼️2017/01/28
えすてい
8
21世紀になると、ようやくナイチンゲールの子供向け伝記でも、「闘う女性」としてのナイチンゲールが描かれるようになってきた。単にイギリス兵を懸命に看護しただけでなく、旧態依然で機能不全に陥っていたイギリス陸軍を立て直し、軍の衛生、さらに一般向けに看護師をきちんと公的に養成して派遣して地域医療の担い手として確立させる。そのために乗り越えなければならない壁は何重にも聳え立ったが、自分の信念の灯火を絶やしてはならぬと「闘い続けた」生涯は、現代人の読者の心も熱くする。
三森紘子
8
わかりやすいです。普通に感動して涙出てきた。しかし両親の新婚旅行が3年間も続いた(その途中でナイチンゲールが生まれた)というくだりで上流階級ハンパねぇなと思った…。2015/11/03
あやか
7
昔から看護が好きで、親の反対を押し切って看護師になるってすごいな。色々な本をかいて、自分が体を壊しても相手の為を思って行動出来るのがすごい。 こういうシリーズを読んでると、色々と人物のことが頭に入ってくるし、漫画なのでさらさらっと読めるので、とてもいいと思います。2018/06/15