内容説明
混迷の時代にダンテを読む。寿岳文章畢生の完訳。高雅な調べに、いまよみがえる西欧文学の原点。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夏
22
世界史にも出てくるかの有名なダンテの『神曲』。名前は知っていてもあらすじすらわからない状態が何年も続いていたが、『薔薇の名前』から興味を持ちついに手に取ってみた。地獄編は、ヴェルギリウスと共にダンテが地獄を見学するという叙事詩。聖書やギリシャ神話の知識が無さすぎて、先に聖書から読んだ方がよかったなと思った。次、煉獄編にチャレンジする前には聖書を読みたい。聖書の主な部分にざっと目を通すだけでもいいから、知識を入れときたいな。★★★☆☆2021/03/22
ピノ
1
ホモ地獄が一番面白かった。「おれはホモだがホモとは一緒にいたくない」は迷言。しかし下層にいる亡者ほど元気がいいように見えるのはなぜだろう2018/01/23
石ころ
0
この本はきっとイスラム教徒が読んだら怒り狂うだろう。悪いことをした人間は地獄に行くというのは世界どこにでもある伝承だけど、それをここまで詳しくグロく書くダンテの想像力はすごい。それにしてもベアトリーチェ優遇されすぎww2013/01/17
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