感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
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同名シリーズの「伊能忠敬」に続いて二作目。二宮金次郎尊徳の事蹟については知ることが少なく、大いに啓発される。尊徳の幼少の頃の詳細は不明であるというが、江戸時代の身分制度の下で、本書に描かれたような業績が本当であったとしたら、その不屈の精神がどこで育まれたのか、知りたくもある。戦前小学校の隅に建てられた少年尊徳像今でも見かけることがあるが、その本来の生涯については殆ど知られていない。漫画という形でも、子ども達にこんな先人がいたということを知らせるのは、大いに意味があるのではないか。出でよ、第二の二宮金次郎。2023/12/27