出版社内容情報
行動経済学は、「人間がは必ずしも合理的に行動するわけではない」という前提に基づき、心理学的な要素を加えて人間の意思決定を分析する、世界中で注目されている経済学の一分野。企業のマーケティング戦略や、政府の税金の納付や環境配慮行動を促すための政策などに応用されています。行動経済学では人の感情を2つのレベルで捉えます。1つめははっきりとした喜怒哀楽の感情であるエモーション。もう一つが本人も強くは意識していないアフェクト。実はこのアフェクトが人の行動に大きな影響をおよぼしています。本書では、行動経済学博士であり、数多くの企業コンサルをしてきた著者による、行動経済学の知見から導いた、個人の人生をよりよくするための「ポジティブアフェクトの活用例」を紹介。日々実践することで、ストレス無く人生が好転していく、いわば「幸せになれる仕組みづくり」ができます。
【目次】
内容説明
「なぜか、うまくいく」あの人の秘密は行動経済学で説明できます。今日からできる!幸せの仕組みづくり。
目次
序章 世界は行動経済学でできている
第1章 自分らしく、意思決定(私たちは、2つの思考モードで「決めている」;「システム1」だけで乗り切りたいからファミレスでの注文は5秒で決める ほか)
第2章 習慣を変える(ランニングウェアで眠れば、今日も走れる;スナック菓子は見えない場所にしまってウィルパワー(意志の力)を節約する ほか)
第3章 ポジティブな働き方(上に立つ人ほど、ポジティブアフェクトを重視すべき;プレゼンの成功率を上げるなら、順番は最初か最後を選ぶ ほか)
第4章 支出と自己投資(「節約」よりも「自己投資」。健康と幸せへの投資が一番の財産に;宝くじもポイ活も、得するようにできてはいない ほか)
第5章 人間関係を心地よく(頼み事をしたいなら、「小さなことから」がうまくいくコツ;アフェクトは伝染する。イラッとしたときほど笑顔で ほか)
著者等紹介
相良奈美香[サガラナミカ]
行動経済学博士。行動経済学コンサルタント。日本やマレーシアなどで幼少期を過ごし、その後オレゴン大学卒業、同大大学院 心理学「行動経済学専門」修士課程および、同大ビジネススクール「行動経済学専門」博士課程修了。デューク大学ビジネススクール ポスドクを経て、「行動経済学を仕事にするには、起業するしかない」と考え、コンサルティング会社であるサガラ・コンサルティング設立、代表に就任。その後、世界最大級のマーケティングリサーチの会社Ipsosの行動科学センター代表などを経て、現在は、ビヘイビアル・サイエンス・グループ代表。米国を拠点に、日本など世界各国で金融、メディア、ヘルスケア、製薬、旅行、テクノロジー、マーケティングなど幅広い業界の企業に行動経済学を取り入れ、行動経済学の最前線で活躍。著書『行動経済学が最強の学問である』(SBクリエイティブ)は16万部を超えるベストセラーとなり、日本における行動経済学の認知を広げる大きなきっかけとなった。さらに、行動経済学をより広めるための、一般向けオンライン講座の開発にも注力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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