出版社内容情報
物価高で生活が苦しくなった、新NISAやiDeCoを始めてみたが円安や暴落で資産を減らしてしまった。年金だけではやっていけないので働いている。長生きしたいのに、将来のお金の不安を抱えるシニア世代に捧げる一番の節約方法がわかる本。その答えはズバリ、医療費のかからない健康体でいること。具体的な金額や方法を話してくださったのは、医師で食事や運動で実際に多数の効果を出している鎌田實さんと、生活者の立場からのアドバイスにファンの多い経済評論家の荻原博子さん。専門の異なるお二人の対談によって、メタボ、糖尿病、フレイル、がん、認知症、介護にかかるお金、実際に老後にかかるお金の考え方、取り入れやすい食事のポイント、必要な筋肉を生活の中で作る貯筋の方法、年代別に気をつけたい病気の具体策がわかる。最後はお二人がおすすめする幸せな最後の迎え方をお届け。対談形式なので気軽に読み進められて、方法論が自然と頭に入る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
22
長生きする不安はお金と健康。筋肉を鍛えることで体重も落ちる。大切なのは、運動と筋肉。野菜中心の食事がすごくいい。具沢山味噌汁がいい。朝タンパク質を摂るといい。卵、毎食1個食べても大丈夫。腸と脳はつながっている。発酵食品で「腸活」。認知症にならないために、運動、野菜、筋肉をためる。歩幅をいつもより10㎝広くして歩く。階段を降りるのがいい。「かかと落とし」で骨粗鬆症予防。朝、太陽の光を浴びると幸せホルモンが出る。夜、ぐっすり眠れる。などなど・・・2025/06/03
ごへいもち
13
楽しそうな対談。表紙の場所はバラクライングリッシュガーデンとのこと2025/03/22
coldsurgeon
11
高齢者となり、どのくらい貯蓄があればよいか、よく話題になる。日常生活に影響がある疾患に罹患していれば、その治療などにお金が余分に必要となる。その意味で、日常生活に支障なく生活できる身体が必要だ。必ずしも、治療を要する疾患がないことが前提ではなく、治療していても支障がなければ良いのだろう。そしてフレイルに陥らず、認知症が悪化しなければ、そこそこのお金があればいい。貯筋を心掛けよう。2025/03/25
とく たま
7
健康を保てばお金が貯まるか?!どうかは別として、話は明るく面白いし老後ライフの参考になる。やっぱ認知症を含めた病気が一番のリスクだよな😱2025/03/27
ヨハネス
6
聞いたことのあるような話がほとんど。運動が大嫌いな荻原さんでもやれそうな「トイレスクワット」は自分でも参考になる(でもトイレに入るたび忘れている)。「夜中の10時から2時までの間に睡眠を取ると肌をきれいにするホルモンが出る」(p180)はひと昔前から言われているが、最近の本で「時間は関係ない」説もあったから全て信じる必要はない。鎌田氏が1歳の時、育ての親に引き取られた話(p195)が一番インパクトがあった。2025/06/06